リスク警戒の円買いドル買いやや優勢=東京為替概況
リスク警戒の円買いドル買いやや優勢=東京為替概況
ドル円は午前に円買いが優勢となった。昨日の市場で東京市場での150.06からNY市場午後に151.15まで上昇したドル円は、東京朝を151円00銭台で迎えた。注目された午前8時半の3月の東京都区部消費者物価指数が前年比+2.9%、コア前年比+2.4%と予想を超える強さを見せたことで円買いが一時優勢となり、150円70銭台に下落した。
年度末を前にしていることもあり、今日は仲値での外貨買い円売り注文が多く入っており、151円21銭まで反発したが、仲値を過ぎるとすぐにドル売り円買いが出て、午前中に150.71を付けている。
その後午後に入って150円台後半での推移が続いた。日経平均の大きな下げなどが重石となり円買いの動きが優勢。ただ週末ということで行き過ぎた動きにも警戒感があり、午前の安値を割り込まずの推移が続いたが、ロンドン勢が参加してくる時間帯に入って安値を更新。150円60銭台を付けている。
ユーロドルは昨日海外市場で1.0821まで上昇。東京朝は1.0800ばさみで始まり、その後はもみ合いとなった。株高を受けたリスク警戒のル高もあって、午後に入って1.0785を付けている。
ユーロ円は仲値通過後の円買いもあって163円17銭の高値から162円60銭台を付けた後、いったん少しもみあい。もっとも対ドルでのユーロ売りとドル円の下げに162円48銭まで下げている。
MINKABUPRESS 山岡
みんかぶ(FX)
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最終更新:3/28(金) 15:48