日経平均99円高と続伸、上値は重いものの堅調推移=30日後場
30日後場の日経平均株価は、前日比99円19銭高の3万9513円97銭、TOPIX(東証株価指数)が同6.34ポイント高の2781.93ポイントと、ともに続伸した。米現地29日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を受け、今後の利下げ期待が後退。米国株が下落し日本株には売りが先行した。ただ、売り一巡後は下げ渋る動きをみせ、時間外取引で米株価指数先物が上昇したことから日経平均が上げ転換した。午後零時55分には、同186円15銭高の3万9600円93銭を付けた。その後は戻り待ちの売りに押され上値が重かったが、取引終了にかけ上げ幅を取り戻すなど堅調に推移した。
東証プライム市場の出来高は17億5908万株、売買代金は4兆4964億円。騰落銘柄数は値上がり1093銘柄、値下がりが492銘柄、変わらず54銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。浜ゴム <5101> 、ブリヂス <5108> などのゴム製品株や、バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株が上昇。JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株や、古河電工 <5801> 、住友電工 <5802> などの非鉄金属株も高い。ニッスイ <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株や、日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株も堅調。伊藤忠 <8001> 、三井物 <8031> などの卸売株や、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株もしっかり。一方、オリンパス <7733> 、HOYA <7741> などの精密機器株や、オリックス <8591> 、JPX <8697> などのその他金融株が下落した。
個別では、野村マイクロ <6254> 、ノジマ <7419> 、NJS <2325> 、JBCCHD <9889> 、山洋電 <6516> が上昇。半面、マキタ <6586> 、FIG <4392> 、ユーグレナ <2931> 、トーホー <8142> 、ベステラ <1433> などが安い。
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ウエルスアドバイザー
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最終更新:1/30(木) 15:47