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太陽誘電に東エレク、三越伊勢丹やりそな…波乱相場で年初来高値/日経平均急伸【今日の注目株&日本株市場見通し】「デイリーZAi」6月12日号

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ダイヤモンド・ザイ
(出典:SBI証券公式サイト)

(出典:SBI証券公式サイト)

◆今日の内容を10秒でチェック! 
・日経平均は大幅続伸!  米イラン合意に期待、半導体株に買い
・キオクシア時価総額トップ、タイミーは決算&提携を好感
・今週の波乱相場でも勢い維持、「年初来高値」更新銘柄に注目

●【1】今日の株式相場&話題株 早わかり! 
大幅続伸!  米イラン合意に期待、半導体株に買い
【今日の相場】
 日経平均株価は大幅続伸!  11日の米国市場では主要株価指数がそろって大幅に反発した。トランプ大統領がイランに対する攻撃計画を中止したと明らかにした上、今週末にも戦闘終結への覚書に署名できる可能性があるなどと述べた。和平合意への期待から原油価格が下落するとともに、株に買いが入った。特にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+7.91%と大幅に上昇。今日の東京市場でもキオクシアホールディングスや東京エレクトロン、アドバンテストといった半導体株が大きく買われ、日経平均株価は朝方に一時6万7065.94円(+2848.67円)まで上昇した。ただ、後場になると週末を前にややこう着感を強めた。

 日経平均株価は週間で-568.08円(-0.85%)だが、上下に大きく振れる展開だった。来週も重要イベントが多いので、週明けにX(旧ツイッター)の音声チャット「スペース」の配信で相場見通しや投資戦略を解説したい。なお、今晩の米国では宇宙開発企業スペースXがナスダック市場へ上場するので要注目だ。

【日経平均】66020.04円↑↑
(+1802.77円)
【グロース250】724.49↑
(+1.50)
【NYダウ】50848.75ドル↑↑
(+929.97ドル、11日)
【ナスダック】25809.660↑↑
(+640.159、11日) 

【今日の話題株】
◆キオクシアホールディングス(285A)
8万1200円(+5760円)
 半導体メモリー。今日の終値での時価総額は44兆3627億円となり、トヨタ自動車(43兆8390億円)を抜いて国内トップに躍り出た。11日の米国市場では半導体関連株の上昇が目立ち、同業のサンディスクは+14.50%となった。キオクシアHDもこうした流れを引き継いで買いが入り、後場には一時8万3140円(+7700円)まで上昇した。

◆タイミー(215A)
1207円(+114円)
 スキマバイトサービス。2026年4月期決算(6カ月の変則決算)を発表し、営業利益は38億円と従来予想レンジ(37〜41億円)内で着地した。ただ、2〜4月期の増収率が上向いた点を評価する声があった。2027年4月期の営業利益は88〜97億円となる見通し。また、NTTドコモや住信SBIネット銀行と金融領域を中心とする協業に向けて基本合意書を締結したと発表している。

◆ビジョナル(4194)
7391円(-665円)
 転職サイト「ビズリーチ」など。2026年7月期の第3四半期(2025年8月〜2026年4月)決算を発表し、営業利益が前年同期比12.2%増の196億円となった。ただ、第2四半期までを24.9%増で通過していたため、増益率の鈍化を嫌気した売りが出たようだ。プロフェッショナル人材の採用ニーズや求職者の動向は引き続き堅調だが、成長投資を実行して利益率が低下した。

●【2】金曜コーナー「今日の注目株」
今週の波乱相場でも勢い維持、「年初来高値」銘柄
 日経平均株価は先週3日に過去最高値6万8786.49円(取引時間中、以下「年初来高値」「上場来高値」も同じ)を付けたが、今週は上下に大きく振れる展開となった。今日は、そんな波乱相場の中で年初来高値を更新した銘柄に注目したい。今週8〜12日に年初来高値を更新した「TOPIX500」指数採用銘柄(主力〜中堅程度)を、年初来値上がり率の高い順に並べたのが下表だ。

 今日の株式相場は米イランの和平合意への期待から大きく上昇したが、「戻り相場」は上値が重くなりやすい。また、来週も日銀の金融政策決定会合(15〜16日)や米連邦公開市場委員会(FOMC、16〜17日)といった重要イベントが相次ぐ。波乱相場に見舞われても株価の勢い(モメンタム)を維持している銘柄をチェックしておくことは役立つだろう。

 ハイテク株は株価の勢いがいったん鈍化したものも散見されたが、電子部品の太陽誘電、半導体製造装置の東京エレクトロンやSCREENホールディングスは上場来高値を更新した。太陽誘電はAI(人工知能)サーバー向けの積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要拡大が期待されており、MLCC最大手の村田製作所も高値奪還に期待がかかりそう。また、2日には業界団体が2026年の世界半導体市場は前年のおよそ1.9倍に伸びるとの予測を発表しており、東エレクやSCREENの買いにつながったようだ。

 ハイテク株以外が顔を出しているのも見逃せない。三越伊勢丹ホールディングスは1日発表した5月の「三越伊勢丹」店頭売上高(速報)が前年同月比10.7%増となった。国内客・海外客とも高額品を中心に好調だったようで、米国で投資会社バークシャー・ハサウェイが百貨店のメーシーズ株を取得したことが思い起こされる(5月27日号参照)。その他ではりそなホールディングスや地銀株が見られ、日銀会合を前に利上げによる貸し出し利ザヤの拡大が期待されていることがうかがえる。

 また表外では、第一ライフグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、リクルートホールディングス、それに森永乳業などが年初来高値を更新した。森永乳業については週刊・電子ブック『ウィークリー・ダイヤモンドZAi』6月15日号(6月13日発売)で解説したので、気になる人はご一読を。
(ザイアナリスト 小林大純)

ザイ編集部

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