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英早期利下げ観測でポンド売り先行も戻す、ドル円156円台前半 米PPI待ちに=ロンドン為替概況

5/14 20:30 配信

みんかぶ(FX)

英早期利下げ観測でポンド売り先行も戻す、ドル円156円台前半 米PPI待ちに=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ポンド売りが先行した。日本時間午後3時発表の英雇用統計では失業率が上昇する一方で、賃金の伸びが予想を上回った。ポンドが上下どちらにも動きにくい結果となるなかで、ピル英中銀チーフエコノミストが夏に利下げを検討する可能性高いとしたことで一気に売りに傾いた。しかし、売りも続かず元の水準に買い戻されている。ポンドドルは1.2510から1.2564で下に往って来い。ポンド円は196.60付近まで買われたあと、一時195.70付近まで下落。その後196円台半ばへと戻している。ユーロ相場もポンド売りに連れ安となる場面があったが、買戻しの方が優勢になっている。ユーロドルは1.07台後半から1.08付近、ユーロ円は168円台半ばから169円手前水準で振幅している。ドル円は東京市場で買いが優勢だったが、ロンドン早朝に156.50台まで買われたあとは、上値を抑えられて156円台前半で推移している。米10年債利回りが4.49%付近から4.47%付近へと低下しており、ドル売り圧力となる面があったようだ。ただ、全般的には値幅は限定的。このあとの米生産者物価指数の結果を見極めたいとのムードが強い。

 ドル円は156円台前半での取引。東京朝方の156.15近辺を安値に買われ、ロンドン早朝には156.54近辺まで上昇。ロンドン時間に入ると156.30台まで反落したが、下げもそこまで。米債利回りの低下でやや上値が重いが、流れは引き続き上向きとなっている。

 ユーロドルは1.08付近での取引。この日は下に往って来いの値動きで、東京朝方の1.0790付近からロンドン序盤にかけては1.0775近辺まで一時下落。その後は買戻しが優勢となって1.0799近辺の高値を付けている。ユーロ円は東京早朝の168.47近辺を安値に買われ、168.80台まで上昇。その後、ポンド売りの局面で168.50台まで反落。足元では高値を168.90台へと伸ばしている。対ポンドではユーロ買いが先行したが、足元では上昇一服。独ZEW景況感指数が予想を上回ったことがユーロ相場を支援していた。

 ポンドドルは1.25台半ばでの取引。ロンドン早朝に1.2564近辺の高値をつけたあと、ピル英中銀チーフエコノミストが夏に利下げ検討する可能性高いとしたことで下落。1.2510付近の安値をつけた。その後は再び1.2550台へと急速に買い戻されている。ポンド円はロンドン早朝につけた196.63近辺を高値に、ロンドン朝方は売りが強まり195.73近辺まで急落。しかし、売りは続かず196円台前半に買い戻されている。ユーロポンドは0.8580台から0.8610台へと上昇も、足元では0.86ちょうど付近と上昇一服。ロンドン朝方の英雇用統計は失業率が上昇したが、賃金の伸びは予想を上回るなどまだら模様だった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

みんかぶ(FX)

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最終更新:5/14(火) 20:30

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