〔NY外為〕円、159円近辺(21日朝)

6/21 22:34 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週末21日午前のニューヨーク外国為替市場では、政府・日銀による為替介入に対する警戒感が強まる中、円相場は1ドル=159円近辺で小動きとなっている。午前9時現在は158円90銭~159円00銭と、前日午後5時と同水準。
 米連邦準備制度理事会(FRB)高官による米利下げに慎重な発言を受け、東京市場では一時159円台前半まで下落。約2カ月ぶりの安値水準を付けた。ニューヨーク市場に入ってからは、米長期金利の低下を背景に円の買い戻しがやや入る中を、政府・日銀による為替介入への警戒感も広がり、売り買いが交錯。相場は159円近辺でもみ合いとなっている。
 財務省の神田真人財務官は21日朝、米政府が最新の為替報告書で日本を「監視対象」に再指定したことを巡り、「問題があるとは捉えていない」と発言。「(為替の)過度な変動がある場合には適切な対応をしっかりと取っていく」と強調した。
 市場は午前に発表されるS&Pグローバルの6月の米製造業・サービス業購買担当者景況指数(PMI)速報値や米民間有力調査会社コンファレンス・ボードによる5月の米景気先行指数に注目している。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0700~0710ドル(前日午後5時は1.0697~0707ドル)、対円では同170円00~10銭(同170円03~13銭)と、03銭の円高・ユーロ安。(了)

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最終更新:6/21(金) 23:26

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