ロス・ストアーズが決算受け大幅安 通期利益見通しを取り下げ 中国製が在庫の50%超=米国株個別
(NY時間09:58)(日本時間22:58)
ロス・ストアーズ 130.45(-21.80 -14.32%)
アパレル廉価販売のロス・ストアーズが大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が横ばいと減収予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、第2四半期の1株利益の見通しは予想を下回っている。
また、同社は関税による不確実性の高まりを理由に通期利益見通しを取り下げた。コンロイCEOは声明で「貿易政策の変動や、それによる経済、消費者、われわれの収益性への影響は極めて予測不能だ」と説明した。
コンロイCEOは決算説明会で、「未知の変動要因が多過ぎるため、下期の見通しが制限されている」と指摘。同社の在庫の50%余りを中国製が占めていると述べた。
アナリストは「同社の第1四半期の好業績は、中国輸入品への50%を超える依存度に揉み消された。われわれは同社が価値重視の消費者から引き続き恩恵を受けると信じてはいるが、依然としてTJXやバーリントンのほうが好ましいと見ている」と述べている。
(2-4月・第1四半期)
・1株利益:1.47ドル(予想:1.45ドル)
・既存店売上高:横ばい(予想:1.2%減)
・売上高:49.8億ドル 2.6%増(予想:49.6億ドル)
・営業利益率:12.2%(予想:11.9%)
・総店舗数:2205(予想:2205)
・商品在庫:26.7億ドル(予想:25.6億ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・1株利益:1.40~1.55ドル(予想:1.66ドル)
・既存店売上高:0~3%増(予想:1.5%増)
(通期見通し)
取り下げ
【企業概要】
米国において廉価アパレルと家庭装飾品のブランドストアを運営する。家族全員を対象とした、旬で高品質な有名ブランドやデザイナーの衣料品、アクセサリー、靴、ホームファッションを、百貨店や専門店の通常価格より低価格で毎日提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース(minkabu PRESS)
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最終更新:5/23(金) 23:00