豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀会合や雇用統計に注目

3/16 14:55 配信

フィスコ

■やや強含み、日銀政策修正を想定した円買い弱まる

今週の豪ドル・円はやや強含み。日本銀行の3月マイナス金利解除観測による円買いが先行したが、米国の年内利下げ観測は後退し、米長期金利は上昇したことから、リスク回避的な円買いは弱まる展開となった。原油先物の上昇を意識した豪ドル買い・円売りも一部で観測された。取引レンジ:96円90銭-97円97銭。

■弱含みか、中銀会合や雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の理事会があり、政策金利の据え置きが予想されている。前回2月会合ではインフレ警戒姿勢が目立ったが、その後の消費者物価の落ち着きや景気減速を受け、インフレをめぐる見解に変化がみられるかが焦点となりそうだ。また、豪準備銀行が「インフレ抑制を確信するには、労働市場はまだタイト過ぎる」と指摘するなかで、2月雇用統計の発表も注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・19日:豪準備銀行が政策金利発表(4.35%に据え置き予想)
・21日:2月雇用統計(1月:失業率4.1%、雇用者数+500人)
・22日:豪準備銀行半期金融安定化報告

予想レンジ:96円00銭-99円00銭


《FA》

フィスコ

最終更新:3/16(土) 14:55

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