(ブルームバーグ): 国際通貨基金(IMF)の予測に基づくブルームバーグの試算によると、中国は今後5年間、世界の経済成長に最も寄与する国となり、その貢献度は主要7カ国(G7)全体を上回る。
中国は今年から2029年末まで世界経済成長の約21%を占める。G7は20%、米国は約12%だ。
合計すると世界成長の75%は20カ国に集中し、その半分以上は上位4カ国が占める見込み。その4カ国は中国とインド、米国、インドネシア。インドは23-28年がほぼ13%、24-29年は約14%の貢献となる
米国と中国は共に世界成長の大きな原動力だが、その財政政策と債務負担は安定に対する長期的なリスクと見なされている。
ブルームバーグ・エコノミクスによれば、インドは今後数年間で購買力平価ベースで中国を抜いて世界一の成長エンジンになる可能性がある。
インド経済、世界一の成長エンジン狙う-28年までに中国を逆転か
G7の一角、カナダとイタリアの貢献度は1%未満にとどまる見通し。人口増加が成長をけん引しているバングラデシュやエジプトなどG7ほど豊かでない国より小さい寄与となる。
原題:China Outweighs G-7 as Leading Driver of Global Economic Growth (抜粋)
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最終更新:4/19(金) 13:15
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