日経平均は716円安と大幅に4日続落、1カ月半ぶり終値3万8500円割れ=14日後場
14日後場は日経平均株価が、前週末比716円10銭安の3万8474円30銭と大幅に4日続落。TOPIX(東証株価指数)が同31.54ポイント安の2682.58ポイントと下落して取引を終えた。日経平均が終値ベースで3万8500円を下回るのは、昨年11月29日(3万8208円03銭)以来、1カ月半ぶり。米国で前週末から13日にかけてハイテク株が下げたほか、日本の半導体関連株への影響が大きいSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が下落したことから売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇したものの、反応は鈍く、前週末の弱い地合いが継続した。後場に入り、午後1時11分には同884円49銭安の3万8305円91銭まで下げ幅を拡大した。その後も軟調な値動きとなるなか、取引終了にかけやや下げ渋った。
東証プライム市場の出来高は19億5723万株、売買代金は4兆5554億円。騰落銘柄数は値上がりが262銘柄にとどまり、値下がりは1343銘柄と8割を超えた。変わらず39銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち25業種が下落、7業種が上昇、1業種がほぼ変わらず。日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株や、ディスコ <6146> 、菱重工 <7011> などの機械株が下落。AGC <5201> 、TOTO <5332> などのガラス土石株や、古河電工 <5801> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株も安い。中部電 <9502> 、東ガス <9531> などの電気・ガス株や、楽天グループ <4755> 、リクルートH <6098> などのサービス株も軟調。信越化 <4063> 、花王 <4452> などの化学株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株も弱かった。一方、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、MS&AD <8725> 、東京海上 <8766> などの保険株が上昇した。
個別では、マイクロニ <6871> 、サンウェルズ <9229> 、技研製 <6289> 、アドバンテス <6857> 、イオンファン <4343> が下落。半面、PRTIME <3922> 、SMK <6798> 、インターアク <7725> 、IDHD <4709> 、コスモス薬 <3349> などが高い。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:1/14(火) 15:48