今晩のNY株の読み筋=米12月CPIに注目
15日の米国株式市場では、米12月CPI(消費者物価指数)が注目となる。市場予想の平均値は、コア指数が前月比0.3%上昇、前年比が3.3%上昇と、前月と同じ伸びが見込まれているが、全体指数は前月比0.4%上昇、前年比2.9%上昇(11月は前月比0.3%上昇、前年比2.7%上昇)と、伸びが加速する見通し。前日の12月PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、NYダウを支えたため、きょうのCPIも市場予想を下回れば買いを誘いそうだが、インフレの高止まりが意識されれば米利下げペースの鈍化観測が広がり、株式市場にとっては逆風となりそうだ。このほか、FRB(米連邦準備制度理事会)関係者の発言機会も多く、28-29日のFOMC(米連邦公開市場委員会)などを占うためにも関心を払っておきたい。
<主な米経済指標・イベント>
・米12月CPI(消費者物価指数)、米1月NY連銀製造業景気指数、ベージュブック(米地区連銀経済報告)
・JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなどが決算を発表
・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が発言
◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:1/15(水) 17:08