みずほFG、水素やアンモニアの製造強化に2兆円融資へ-2030年まで

5/16 12:39 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): みずほフィナンシャルグループ(FG)は16日、脱炭素化に資する水素やアンモニアの製造を後押しするため、これらの製造分野へ2030年までに2兆円の融資実行を目指すと発表した。

発表によると、融資対象は水素やアンモニアのほか、水素と二酸化炭素(CO2)を原料に合成した「eメタン」の製造分野など。製造事業が活発な米州、豪州、中東などでのプロジェクトファイナンスを想定。水素産業や関連技術について知見を持つ専門人材の拡充も図るとしている。

水素やアンモニアは脱炭素化に向けた新たな燃料として注目が集まっている。日本政府は昨年改定した水素基本戦略で、国内の水素製造と海外からの購入を合わせた導入量を、40年に年1200万トンにするとの目標を掲げる。一方、製造コストが高いことなどから社会実装が進まないという課題もある。

みずほFGの角田真一サステナブルビジネス部長は、「海外で活性化する上流(製造)プロジェクトを対象に長期性のリスクマネーを出し、金融機関としての責任を果たしたい」と述べた。

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最終更新:5/16(木) 12:39

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