本土大引け:反発、後場はプラス圏でもみ合い ネットサービスなどに買い

3/20 16:44 配信

トレーダーズ・ウェブ

 20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.55%高の3079.69ポイントだった。深セン成分指数は0.21%高の9717.37ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9999億8500万元だった。

 上海総合指数は小動きで始まった後、前場は方向感に乏しく、総じて前日終値を挟んだ一進一退の展開。米連邦準備理事会(FRB)が19-20日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表する政策金利見通しやパウエルFRB議長の記者会見の内容を見極めようと、様子見気分が漂った。ただ、下値の堅さが意識されると前引け前に上げ幅を広げ、後場はおおむね3075-3080ポイントの狭いレンジでもみ合った。

 セクター別では、文化・メディア、教育、インターネットサービス、ゲームなどが高い。自動車も買われた。半面、バッテリー素材、酒造、鉄鋼、貴金属などが安い。

 A株市場では、屋外広告の分衆伝媒信息技術(002027)、環境マネジメントの東江環保(002672)が大幅に反発。ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)、巨人網絡集団(002558)、テック株の科大訊飛(002230)、曙光信息産業(603019)、石油メジャーのペトロチャイナ(601857)なども買いを集めた。半面、独BASFとの合弁会社を習近平国家主席が18日に視察したことを材料に前日に急上昇した寧波杉杉(600884)が反落したほか、2023年通期の減益決算を発表した安徽コンチセメント(600585)、自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(002920)などが下げた。

 上海B株指数は0.75%安の259.29ポイント、深センB株指数は0.2%高の1085.70ポイントだった。

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最終更新:3/20(水) 16:44

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