18日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で続伸、金融株が相場けん引

4/18 17:02 配信

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18日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.84ポイント(0.09%)高の3074.23ポイントと続伸した。

前日の好調地合いを継ぐ流れ。中国経済対策の期待感が引き続き支えとなっている。国家発展改革委員会の劉副主任は17日、第1四半期に経済と社会の発展は良いスタートを切ったとしたうえで、マクロ政策の実施に力を入れていくと強調した。先ごろ公表された1兆人民元(約21兆3000億円)規模の超長期特別国債発行計画に関しては、すでに予算が割り振られたことも明らかにしている。また、中国当局は最近、景気対策の一環として、消費財の買い替えや大規模設備の更新に向けた促進策を打ち出した。ただ、上値は限定的。米中対立の激化が依然懸念されている。(亜州リサーチ編集部)

金融株が相場をけん引。新華人寿保険(601336/SH)が4.3%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.3%高、中国太平洋保険(601601/SH)が3.2%高、中信銀行(601998/SH)が9.1%高、江蘇銀行(600919/SH)が2.0%高、光大銀行(601818/SH)が1.6%高、国聯証券(601456/SH)が2.4%高、海通証券(600837/SH)と東呉証券(601555/SH)がそろって1.6%高で引けた。

消費関連株もしっかり。自動車の東風汽車(600006/SH)が3.0%、家電の海爾智家(600690/SH)が2.3%、酒造の重慶ビール(600132/SH)が1.6%、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.1%ずつ上昇した。素材株、不動産株、軍事関連株なども買われている。

半面、石油・石炭株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)が2.8%、中国海洋石油(600938/SH)が2.0%、中国石油化工(600028/SH)が1.5%、中国神華能源(601088/SH)が1.3%ずつ下落した。公益株、医薬株、運輸株、半導体株も売られている。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.22ポイント(0.09%)安の256.25ポイント、深センB株指数が4.43ポイント(0.41%)安の1064.25ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


《CS》

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最終更新:4/18(木) 17:07

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