【ロンドン時事】週明け15日の欧州株式市場はおおむね上昇した。ただ、英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比30.05ポイント(0.38%)安の7965.53で引けた。
ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.54%高、フランスCAC40種指数は0.43%高、ストックス欧州600種指数は0.13%高だった。
欧州株では、週末のイランによるイスラエルへの報復攻撃を背景に中東情勢の悪化懸念がくすぶる中、この日発表のユーロ圏鉱工業生産を好感した工業株や自動車株などの上昇がプラスに寄与した。一方英株では、地政学リスクの高まりで下落したエネルギー株と鉱業株が株価を押し下げた。
FTSEの構成銘柄では、産金大手フレスニロが3.94%安、石油大手BPが2.19%安、エネルギー小売り大手セントリカが2.10%安と売られた。半面、保険大手ビーズリーが2.98%高、オンライン食品販売大手オカド・グループは2.02%高と買われた。
DAXでは、スポーツ用品大手アディダスが4.18%高と上昇率トップ。製薬大手サルトリアスが2.24%高、素材化学大手コベストロが2.03%高と続いた。一方、製薬大手バイエルは1.87%安、分子診断大手キアゲンが1.53%安だった。(了)
時事通信
最終更新:4/16(火) 2:34
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