前場コメント No.4　住友不、ホトニクス、ニコン、ダイフク、サントリーＢＦ、理コランダ

★9:03　 住友不動産－反発　1Q最終益31％増　不動産賃貸事業と不動産販売事業が好調
　住友不動産<8830>が反発。同社は8日に、25.3期1Q（4-6月）の連結純利益は745億円（前年同期比31.0％増）だったと発表した。市場コンセンサスは583億円。

　東京のオフィスビルを中心とする不動産賃貸事業と、分譲マンションの引き渡し戸数が増加した不動産販売事業がともに増収増益となり、1Qの最高益を更新して業績をけん引したとしている。

★9:03　 浜松ホトニクス－売り気配　通期営業益を下方修正　3Q累計は41％減
　浜松ホトニクス<6965>が売り気配。同社は8日、24.9期通期の連結営業利益予想を従来の375億円から320億円（前期比43.5％減）に下方修正すると発表した。

　世界経済の先行きの不透明感に加え、コロナ特需の反動や、主に医用分野、産業分野における部材不足を背景とした先行手配による顧客の在庫調整の影響が想定より大きくなっている。この状況を踏まえ、通期の見通しを引き下げた。4Q（7-9月）の想定為替レートは1米ドル152円、1ユーロ164円、1人民元20.62円としている。

　24.9期3Q累計（10-6月）の連結営業利益は253億円（前年同期比41.1％減）だった。

★9:03　 ニコン－売り気配　上期営業益を下方修正　1Qは10％減
　ニコン<7731>が売り気配。同社は8日、25.3期上期（4-9月）の連結営業利益予想（IFRS）を従来の110.0億円から70.0億円（前年同期比48.6％減）に下方修正すると発表した。市場コンセンサスは113億円。

　映像事業の好調が継続する一方、精機事業の半導体露光装置分野とコンポーネント事業における上期から下期への販売繰り延しや、ヘルスケア事業での1Qの実績および上期から下期への販売繰り延しを反映した。2Q（7-9月）以降の想定為替レートは1米ドル145円、1ユーロ155円としている。通期の利益見通しは据え置いた。

　25.3期1Q（4-6月）の連結営業利益は29.5億円（前年同期比10.3％減）だった。

★9:03　 ダイフク－買い気配　通期営業益を上方修正　1Qは99.6％増
　ダイフク<6383>が買い気配。同社は8日に、24.12期通期の連結営業利益予想を従来の520.0億円から560.0億円に上方修正すると発表した。24.12期通期は決算期変更の経過期間となることから、前期比較はできない。市場コンセンサスは592.1億円。

　原材料・人件費高騰に伴うコスト増加分の価格転嫁の進展やコスト削減効果が表れてきたことに加え、高採算案件が前倒しで進ちょくしていることを踏まえた。

　24.12期1Q（4-6月）の連結営業利益は164.0億円（前年同期比99.6％増）だった。半導体・液晶生産ライン向けシステムが高採算案件の増加やコスト削減効果により収益性が大幅に改善したほか、原材料・人件費高騰に伴うコスト増加分の価格転嫁の進展などにより全領域で大きく改善したことが寄与した。

　併せて、24.12期の中間配当予想を19円→20円（前期は14円）に、期末配当予想を18円→20円（前期は26円）に修正することも発表した。年間配当予想は37円→40円（前期は40円）となる。

★9:03　 サントリーＢＦ－売り気配　上期営業益18％増もコンセンサス下回る
　サントリー食品インターナショナル<2587>が売り気配。同社は8日、24.12期上期（1-6月）の連結営業利益（IFRS）は809億円（前年同期比17.6％増）だったと発表した。市場コンセンサスは819億円。

　主要国におけるマーケティング費用が増加したものの、売上収益の伸長とコストマネジメントの徹底により、コスト影響の増加分を吸収したとしている。

　なお、株価はコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:04　 理研コランダム－買い気配　オカモトが1株で5100円でTOB　上場廃止へ
　理研コランダム<5395>が買い気配。同社は8日、親会社であるオカモト<5122>による同社株の公開買い付けに関して賛同の意見を表明するとともに、株主に対して同公開買い付けへの応募を推奨すると発表した。なお、上場廃止となる見込み。

　TOBの買付価格（普通株式）は1株につき5100円、普通株式の買付予定数は43万2942株で、下限は13万2384株。上限は設けない。買い付け期間は8月9日～9月24日となっている。