東京市場サマリー(15日)

4/15 19:34 配信

時事通信

 【東京株式】反落=中東情勢が重し
 プライム市場は、イランがイスラエルを攻撃するなど中東情勢が緊迫化し、投資家心理が悪化して、大型株中心に売りが優勢になった。日経平均株価は前営業日比290円75銭安の3万9232円80銭、一時前週末比700円超安となった。東証株価指数(TOPIX)は6.44ポイント安の2753.20と、ともに反落して終わった。55%の銘柄が値下がりし、42%が値上がりした。出来高は16億0886万株、売買代金は3兆9857億円。
 【東京外為】ドル、153円台後半=終盤も米金利上昇などで堅調
 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、終盤も時間外取引での米長期金利の上昇などに支援され、1ドル=153円台後半で堅調となっている。午前中は実需筋の買いも入り、東京時間はじり高の展開だった。午後5時現在は153円89~91銭と前週末(午後5時、153円24~24銭)比65銭のドル高・円安。ユーロも終盤は対円で堅調を維持した。対ドルは小動き。午後5時現在、1ユーロ=164円02~03銭(前週末午後5時、163円72~74銭)、対ドルでは1.0658~0658ドル(同1.0683~0684ドル)。
 【東京債券】先物、4日ぶり反発=長期金利は0.855%
 債券先物は4営業日ぶりに反発。長期国債先物の中心限月2024年6月物は、前営業日比06銭高の144円41銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債374回債利回りは、0.005%低下の0.855%となっている。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値0.077%)、最高レートは0.080%(0.080%)、最低レートは0.060%(0.060%)だった。
 【東京原油】ドバイ原油、まちまち
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場はまちまち。中心限月9月きり(6番ぎり)の清算値は、前週末比50円高の8万1010円。日中立ち会いは、先週末12日のニューヨーク原油(WTI)先物相場が中東情勢の緊迫化を背景に上昇した地合いを引き継ぎ、しっかりに寄り付いた。しかしその後は、WTIの頭重さを眺めたポジション調整の売りが優勢となり、値位置を切り下げた。
 【JPX金】金、急反落
 大阪取引所の金先物相場は急反落。中心限月の2025年2月先ぎりの清算値は、前週末比79円安の1万1683円。日中立ち会いは、取引中のニューヨーク金先物相場が、前週末のJPX市場の終了時点を下回ったのを眺めた手じまい売りに、大幅安で始まった。序盤は軟調だったが、その後は円安の進行に支えられ下げ渋った。週末の夜間取引では、イランの対イスラエル報復攻撃への警戒感を背景に急伸し、先ぎりは一時1万1953円まで買い進まれ、最高値を更新した。
 【経済統計】
◆2月機械受注、7.7%増=基調判断「弱含み」据え置き―内閣府
 【要人発言】
◆鈴木財務相=為替相場「万全の対応を取りたい」―153円台後半の円安に
 【ニュースから】
◆米、対イラン攻撃「参加せず」=情勢悪化回避へ自制要求か(了)

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最終更新:4/15(月) 20:25

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