〔米株式〕ダウ3日続落、43ドル安=インテルなどに終盤売りかさむ(3日)☆差替

4/4 5:33 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク株式相場は、取引終盤にインテルなど一部銘柄に売りが膨らみ、3日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比43.10ドル安の3万9127.14ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は37.01ポイント高の1万6277.46で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比8792万株減の9億3902万株。
 朝方発表された米サプライ管理協会(ISM)の3月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は前月から低下し、市場予想を下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利下げ回数減少を巡る警戒感が後退し、ダウは一時130ドル超上昇。取引中盤まで底堅い値動きが続いた。
 ただ、半導体受託製造部門の業績悪化が嫌気されたインテル、機体の問題に悩まされている「737」型機の低水準の生産を巡る報道が出たボーイングなどに売りがかさみ、ダウは終盤にマイナス圏に沈んだ。ただ、週末の米雇用統計を控えて警戒感が広がっており、終日比較的小幅なレンジでの商いだった。
 第1四半期のダウは大幅上昇したが、第2四半期は当初から3日続落となった。
 個別銘柄では、インテルが8.2%安と急落し、ダウ銘柄で最大の下落率だった。取締役選任で会社側が勝利を収めたウォルト・ディズニーが3.1%安。プロクター・アンド・ギャンブルが2.8%安。ジョンソン・エンド・ジョンソンが2.2%安。ボーイングが1.7%安。ハネウェル・インターナショナルが1.1%安。ホーム・デポが0.9%安、マクドナルドが0.8%安。
 一方、キャタピラーが3.0%高。化学大手ダウが1.2%高。IBMが1.1%高。(了)

時事通信

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最終更新:4/4(木) 6:25

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