前場コメント No.7　三菱総研、トランスコスモ、日ペイントＨ、ＡｎｙＭｉｎｄ、スカパーＪ、鴻池運輸

★9:19　 三菱総合研究所－続伸　ニーズウェルと公共向けITソリューション事業で協業
　三菱総合研究所<3636>が続伸。同社は22日、傘下の三菱総研ＤＣＳが、ITソリューション事業の強化に向け、ニーズウェル<3992>と協業すると発表した。
　
　三菱総研ＤＣＳは、2023年10月より実行中の中期経営計画において、官公庁や独立行政法人など公共分野のITソリューション提供を新たな事業の柱として成長させるべく取り組んでいるという。
　
　同協業により、営業・開発両面でノウハウやリソースを共有し、両社の公共向けITソリュション事業の拡大を図るとともに、日本の社会課題の解決や国民の利便性向上をめざすとしている。

★9:23　 トランスコスモス－大和が新規にアウトパフォーム　25/3期業績回復、株価ディスカウント要因一部解消期待
　トランス・コスモス<9715>が続伸。大和証券では、25/3期業績回復、株価ディスカウント要因一部解消期待と指摘。投資判断は新規に「2（アウトパフォーム）」とし、目標株価は3500円に設定した。

　大和では、24年3月期売上高を「コロナ関連業務」の反動減が重く前期比1.7％減収の3674億円、営業利益を同 42.9％減益の133億円と予想。25年3月期は売上高が同4.9％増収の3854億円、営業利益は同21.1％増益の161億円を予想。「コロナ関連除く既存」が得意のデジタルマーケティング領域の底堅い需要を獲得し案件増及び単価アップできるとみている。26年3月期、27年3月期とも売上高は前期比6％程度の増収、営業利益は同16％前後の増益を予想。我が国では中長期的な労働力不足が深刻で、企業は中核事業へ人材をシフト、非中核事業をアウトソーシングすると予想。BPOも担っており、顧客企業のアウトソーシング需要を幅広く獲得するとみている。

★9:37　 日本ペイントＨＤ－ＳＭＢＣ日興が新規に「アウトパフォーム」　中国にも未だ成長余地あり
　日本ペイントホールディングス<4612>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、中国にも未だ成長余地ありとコメント。投資評価は新規に「1（アウトパフォーム）」とし、目標株価は1250円に設定した。

　現在の株価水準は、中国不動産市場の低迷を背景に、トップシェアを誇る中国建築向け塗料への懸念が概ね織り込まれた水準であると考えている。一方で、市場シェアを拡大してきた実績から、今後もTUC（BtoC事業）で2桁%の売上成長が可能とみている。TUB（BtoB事業）では減収が続いているが、公共施設やインフラ関連など非住宅への拡大が下支えとなる予想。優れたトラックレコードを有するM&Aにも期待している。

★9:38　 ＡｎｙＭｉｎｄ－続伸　ペプシコと業務提携
　ＡｎｙＭｉｎｄ Ｇｒｏｕｐ<5027>が続伸。同社は23日9時、世界200か国・地域で展開するグローバル食品・飲料メーカーのペプシコと、東南アジアにおけるソーシャルコマース拡大に向けた業務提携契約を締結したと発表した。
　
　同提携において、同社はペプシコに、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」、ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」、海外配送自動化プラットフォーム「AnyLogi」などを用いたソーシャルコマースにおける包括的なソリューションを提供するとしている。

★9:40　 スカパーＪＳＡＴ－3日ぶり反発　英国のベンチャーキャピタルへ出資
　スカパーＪＳＡＴホールディングス<9412>が3日ぶり反発。同社は22日、英国を拠点とするベンチャーキャピタルが組成する「Seraphim Space Ventures II」に有限責任組合員として出資すると発表した。
　
　同出資を通して欧州や北米、アジアの宇宙系スタートアップとの連携を強め、同社が積み上げてきた知見・リソースとスタートアップの新しい技術を組み合わせることで、持続可能な未来のための新たな宇宙ビジネスの共創をめざすとしている。

★9:40　 鴻池運輸－続伸　トランコムと「トレインクロスドックサービス」で協業
　鴻池運輸<9025>が続伸。同社は22日、トランコム<9058>とトラックと鉄道輸送を組み合わせた独自サービス「トレインクロスドックサービス」で協業し、同日よりサービスを開始したと発表した。
　
　「トレインクロスドックサービス」は、鉄道での輸送が困難だったエリアの貨物を、トランコムがトラックの手配・集荷を行い、同社がコンテナへ積み替え、鉄道輸送するトラックと鉄道のシームレスな次世代型輸送サービスだとしている。