(ブルームバーグ): 米投資会社ブラックストーンの不動産部門は、格安ホテルブランド「モーテル6」の持ち株会社G6ホスピタリティーの売却を再び検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
ブラックストーンは、潜在的な買い手の需要を探る初期の段階にある。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。G6ホスピタリティーは長期滞在型の低価格ホテル「スタジオ6」も所有する。
ブラックストーンの広報担当はコメントを控えた。
同社は、2012年にモーテル6とスタジオ6の事業をフランスのホテル運営会社アコーから19億ドル(現行レートで約2930億円)規模の取引の一環として買収した。21年12月にはG6ホスピタリティー売却に向け買い手の関心を探ったものの、取引には至らなかった。ブルームバーグ・ニュースは当時、買収の評価額が10億ドル余りになる可能性があると報じていた。
モーテル6ブランドは、1960年代にカリフォルニア州で最初のホテルを開業。長年にわたってホテル物件は売却され、現在はフランチャイズ化されている。関係者の1人によると、 ブラックストーンは、G6ホスピタリティーの事業への投資額を当初の3倍近くに拡大し、これまでに9億ドル余りの資金を投入しているという。
原題:Blackstone Said to Revive Potential Sale of Motel 6 Brand Owner(抜粋)
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最終更新:4/16(火) 14:41
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