前場コメント No.1　東エレク、ｔｒｉｐｌａ、高砂熱、熊谷組、ＥＬＥＭＥＮＴＳ、マイクロ波化

★9:00　 東京エレクトロン－もみ合い　25.3期2～3割増収も　DRAM向け回復がけん引＝日経
　東京エレクトロン<8035>がもみ合い。19日付の日本経済新聞朝刊は、同社の25.3期の連結売上高が24.3期比で2～3割増える公算が大きいと報じた。

　記事によれば、24年後半から記憶用メモリー向けの販売が本格回復し、人工知能（AI）用半導体の需要拡大も追い風になるもよう。中期的には、AI用半導体に必要な特殊な組み立て工程を次の収益の柱の一つと期待し、市場規模で年平均3割程度の伸びを見込むとしている。

★9:00　 ｔｒｉｐｌａ－売り気配　1Q最終赤字転落　税金負担が響く
　ｔｒｉｐｌａ<5136>が売り気配。同社は18日、24.10期1Q（11-1月）の連結純損益は589万円の赤字だったと発表した。前年同期の連結財務諸表が作成されていないため、実績の比較は記載されていない。前年同期の単体純損益は373万円の黒字だった。

　宿泊予約エンジン「tripla Book」が好調だったことや、一時費用の減額などにより営業損益、経常損益は黒字となった。一方、税金負担もあり最終赤字となった。

★9:00　 高砂熱学工業－続伸　「月面用水電解装置」開発完了　ｉｓｐａｃｅへ引き渡し
　高砂熱学工業<1969>が続伸。同社は18日、月面用水電解装置フライトモデルの開発を完了し、月面輸送サービスを手掛けるｉｓｐａｃｅ<9348>へ引き渡したと発表した。

　今後、ランダーへ積み込まれ、ランダー側との通信確認など、打ち上げに向けた最終調整を進めるとしている。

★9:01　 熊谷組－買い気配　オアシスマネジメントが同社株を買い増し　保有割合7.07％→10.21％
　熊谷組<1861>が買い気配。同社について、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが保有株を買い増した。3月18日受付分の変更報告書（5％ルール）で判明した。保有割合は7.07％→10.21％となっている。株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがあるとしている。

★9:01　 ＥＬＥＭＥＮＴＳ－買い気配　傘下リキッド　顔画像を共有し不正取引検知＝日経
　ＥＬＥＭＥＮＴＳ<5246>が買い気配。19日付けの日本経済新聞朝刊は、同社グループ会社で生体認証サービスを手がけるＬｉｑｕｉｄ（リキッド）が、企業向けに業界横断の不正検知サービスを始めると報じた。

　記事によれば、銀行やクレジットカード、通信などの事業会社から集めた利用者の顔画像などを一つのシステムに集約するという。異なる事業者がもつ利用者情報を共有することで、他人の情報を悪用した銀行口座の開設やアカウント発行を防ぐとしている。

★9:02　 マイクロ波化学－売り気配　通期最終益を下方修正　関連会社の解散が響く
　マイクロ波化学<9227>が売り気配。同社は18日、24.3期通期の連結純損益予想を従来の8900万円の黒字から9.7億円の赤字（前期は7500万円の黒字）に下方修正すると発表した。

　太陽化学<2902>と共同出資して設立したショ糖脂肪酸エステルを生産・販売するティエムティについて、競争力のある事業として継続することは困難と判断したため、ティエムティの解散を決定したという。

　解散に伴い、関係会社整理損および投資有価証券評価損を特別損失として計上することとなったことが響き、通期業績予想を下回る見込みとなったとしている。