後場コメント No.1　松屋Ｒ＆Ｄ、ジオコード、村田製、富士フイルム、ワイエイシイ、テルモ

★12:31　 松屋Ｒ＆Ｄ－後場買い気配　通期営業益を上方修正　実質増配も発表
　松屋アールアンドディ<7317>が後場買い気配。同社は18日11時30分、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の11.0億円から12.0億円（前期比96.4％増）に、期末配当予想を1.25円から2.50円に上方修正すると発表した。

　前回の予想公表時よりも円安が進んでいるほか、縫製自動機の新規受注、ベトナム新工場におけるコストダウン効果が想定以上の効果が出ていることを踏まえた。同社は2023年7月1日付で1株を4株に分割しているため、分割前換算の年間配当予想は10円（前期は5円）となる。

★12:33　 ジオコード－4日ぶり反発　霞ヶ関キャピタルが「ネクストSFA」を導入
　ジオコード<7357>が4日ぶり反発。同社は18日、開発・提供するクラウド営業支援・顧客管理ツール「ネクストSFA」を、不動産開発事業を展開する霞ヶ関キャピタル<3498>が導入したと発表した。
　
　同ツール導入後は、日々の営業活動を記録し残していくことで、引き継ぎや、商談時に過去の提案内容を把握しやすくなったほか、月次レポート作成についても大幅な効率化を実現したとしている。

★12:35　 村田製作所－丸三が新規に「買い」　生成AI実装社会の到来を見据え買い推奨
　村田製作所<6981>が続伸。丸三証券では、生成AIの実装社会の到来を見据え、投資判断は新規に「買い」とし、目標株価を3500円に設定した。

　丸三では、2024年以降、翻訳スマホ（通話やメールのやり取りで同時翻訳機能を盛り込んだスマホ）やAI PC（AI機能をクラウドで処理するのではなくPC端末のエッジ側で処理）など、生成AIを実装したデバイスの普及を予想。今後の生成AIを実装したPCやスマホといったさまざまなデバイスの普及により、MLCC（積層セラミックコンデンサ）需要の拡大の恩恵を受けると想定している。

★12:39　 富士フイルムＨＤ－3日続伸　名古屋市立大学と脳脊髄液腔の各領域を抽出するAI技術を共同開発
　富士フイルムホールディングス<4901>が3日続伸。同社は18日、名古屋市立大学と、MRI画像から脳脊髄液腔の各領域を抽出するAI技術を共同で開発したと発表した。
　
　同技術は同社のクラウド型AI技術開発支援サービス「SYNAPSE Creative Space」を活用して開発したAI技術であり、「治療で改善できる認知症」と言われ早期発見が重要なハキム病の診断精度向上が期待できるという。今後は同技術を搭載した製品の早期市場導入をめざすとしている。

★12:41　 ワイエイシイＨＤ－大幅反発　医療用機器研究など行う子会社設立へ
　ワイエイシイホールディングス<6298>が大幅反発。同社は18日、医療用機器の研究開発や検査受託を行う子会社として、ワイエイシイバイオを設立すると発表した。

　同社はＬＩＮＵＳ ＢＩＯＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ（米国　以下、ライナス）との業務提携後、ライナスの「毛髪エクスポゾーム解析およびバイオマーカー開発」に必要な装置として、「全自動毛髪マウンター機（重金属分析）」などを共同開発し、現在は今後の検査事業に関するビジネス展開について協議している。
　
　また、同社は認知症などの疾病診断への活用を企図し、独自に開発した血液マーカーによる疾病解析技術「NeuroDetect」の本格的な事業化も進めている。子会社を設立することでこれらの検査技術・装置の開発や改良をいっそう加速させ、専門機関と連携しながら社会実装を進めるとともに、将来のビジネス拡大を図るとしている。

★12:42　 テルモ－反発　フロンティア・フィールドと資本業務提携
　テルモ<4543>が反発。同社は18日、フロンティア・フィールド（東京都港区）による第三者割当増資を引き受け、資本業務提携を行うと発表した。
　
　フロンティア・フィールドは、全国各地の医療機関に対してセキュアな環境下で医療機関のDXを実現するスマートフォンサービス「日病モバイル」を提供するとともに、医療現場の働き方改革を推進するアプリケーションの開発・提供を行っている。
　
　同提携を通じて、医療従事者の働き方改革とチーム医療の促進を支援するソリューションの開発および医療機関への提案に共同で取り組むとしている。