明日の戦略-戻りは鈍いが大幅高、陽線形成で下値不安は後退

6/18 16:18 配信

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サンバイオ------
売れるネト------

 18日の日経平均は大幅反発。終値は379円高の38482円。米国株に強い動きが見られたことやドイツ、フランス株の上昇を好感して、寄り付きから300円を超える上昇。ただ、高く始まった後はこう着相場が続いた。値を消しても38300円台では盛り返した。一方、上を試しに行っても38500円を上回ってくると、そこからの買いが続かなかった。前引けでは38500円を上回り、大引けが後場の高値となるなど、場が終了する間際に強い動きが見られた。グロース250指数は終盤にかけての動きが弱く、下落かつ安値引けとなった。

 東証プライムの売買代金は概算で3兆4100億円。業種別ではその他製品、海運、精密機器などが上昇した一方、医薬品、電気・ガス、卸売などが下落した。上場1周年記念の株主優待実施を発表した売れるネット広告社<9235>が後場急騰。半面、連日で騰勢を強めていたサンバイオ<4592>が、一時10%超上昇したところから引けでは12.4%安と乱高下した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1178/値下がり418。業種やテーマでどこが強い、弱いという色がはっきりしなかった1日。証券会社が目標株価を引き上げた三菱重工が上場来高値を更新した。主力銘柄では東京エレクトロンや任天堂の動きが良かった。全固体電池関連のリリースを材料にTDKが急伸。傘下のモバイル事業に関するリリースが好感された楽天Gが買いを集めた。藤田観光がストップ高。ヘッジファンドが筆頭株主のDOWAに保有株を買い取る意向を示したと一部メディアで報じられており、DOWAも大きく上昇した。

 一方、治験に関するリリースが嫌気された武田が年初来安値を更新。ソシオネクストやTOWAなど半導体株の一角が弱かった。米長期金利が上昇しており、三井不動産や三菱地所など不動産株の多くが下落。北海道電力、九州電力、北陸電力など電力株が全般軟調となった。本日の日本経済新聞では1面で「曲がる太陽電池」が大きく取り上げられたが、関連とみられている伊勢化学やK&Oエナジーは直近で強く買われていたこともあり、きょうは大きく売られる展開。伊勢化学はストップ安となった。

 本日、グロース市場に新規上場したインテグループは、公開価格を50%上回る初値をつけたものの、終値は初値を下回った。

 日経平均は大幅高。379円高では前日の下げ(712円安)の半分程度しか戻していないが、場中はしっかりとした動きを見せた。きょう全戻しできるのであれば、きのうはあそこまで下げない。ローソク足では陽線を形成しており、高く始まった後によく値を保ったと言える。

 欧州で政局が不安定となっている地域は多く、ネガティブなニュースが出てくれば日本株もその影響を受けるだろう。一方で、米国株が堅調に推移している点は強い安心材料となっている。本日の米国では5月の小売売上高、鉱工業生産、設備稼働率など注目度の高い指標がいくつか出てくる。また、水曜19日の米国は休場となる。米国株が休場を前に落ち着いた動きを見せるようなら、日本株も海外市場に対する過度な警戒が和らいでいくと期待できる。5月中旬以降の日経平均は25日線(38725円、18日時点)近辺での一進一退が続いており、早々に同水準を上回ることができるかが注目される。

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最終更新:6/18(火) 16:18

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