35歳・年収700万円会社員「新NISAはS&P500に全ベット」リスク資産3600万円を保有する男性の投資戦略

5/23 6:10 配信

あるじゃん(All About マネー)

All Aboutが実施しているアンケートから、一般の方のリアルな新NISAの使い方を紹介していきます。シミュレーションでは分からない生の声から、ご自身の投資の参考になるものを見つけ出してください。今回は静岡県在住35歳男性のエピソードを紹介します。

◆新NISAエピソード・回答者プロフィール

年齢性別:35歳男性
同居家族構成:本人、妻(35歳)、長女(7歳)
居住地:静岡県
職業:会社員
世帯年収:本人700万円、配偶者450万円
世帯金融資産:現預金1500万円、リスク資産3600万円

■リスク資産の内訳(※詳細が不明なものも原文ママ記載)
・投資信託:2300万円
・米国株:550万円
・日本株:120万円
・米国債:300万円
・学資保険:200万円
・その他:150万円

◆新NISAでの購入商品と金額

■成長投資枠
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):40万円(2024年2月時点)

■つみたて投資枠
・楽天・S&P500インデックス・ファンド/クレカ積立:5万円
・楽天・S&P500インデックス・ファンド/楽天キャッシュ積立:5万円
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/証券口座積立:20万円

◆「成長投資枠は米国全ベット」

新NISAの成長投資枠で「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のみ」を購入し、2024年2月時点で「(年間の成長投資枠)240万円のうち40万円分を利用」済みだという投稿者男性。

成長投資枠は「米国全ベット」。「米国企業の強さと徹底的な資本主義・自由主義を考えれば、今後の成長と最強ポジションは堅いと判断」していると言います。

とはいえリスク対策も抜かりなく、「これまで全世界への積立も行ってきていることに加え、iDeCoや企業型DCではTOPIX連動や新興国株式の投資信託にベットしているので、米国が終わっても挽回できると考えています」と投稿者。

さらに「そもそも米国の終焉は資本主義の破綻だと考えているので、その時点で金融資産はゼロになるのでは?とも思っています」と続けます。

◆「つみたて投資枠もS&P500一択」

つみたて投資枠も同じく「米国全ベット」。本人名義でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に「月20万円」、楽天・S&P500インデックス・ファンドに「月10万円」を積み立てているほか、詳細は不明ですが妻の名義でも「月10万円」をS&P500連動の投資信託に投資している様子です。

eMAXIS Slimと楽天の両方を購入している理由としては、「『手数料業界最安を目指す』という天下の三菱UFJアセットマネジメントを信じているからです。未だに還元ポイント込みの費用は最安値ではありませんが……信じています」とのこと。

また新NISAの出口戦略については、「いずれの枠も最後の最後まで解約するつもりはありません。きっと相続資産になると思います。つまり、600万円の御守りです。娘が羨ましい」とコメントされています。

しっかりとした投資方針をお持ちの投稿者ですが、そこに至るまでには苦悩もあったそうで、「情報を集める中で様々な人の意見に触れました。(そのことが)制度についての理解や投資方針を改めて見直す機会になった一方で、誹謗中傷やマウント合戦、ルサンチマンなどを見せられたので疲れてしまいました。今はSNSアカウントを全て削除して逃れています」と振り返ります。

◆「投資額は年間500万円が目標」

旧NISAではつみたてNISAを利用していたそうで、「全世界、全米等の投資信託に」クレカ積立(楽天)で積み立て、運用成績は「全部で1000万円くらいプラス」になっているとのこと。

また特定口座については、自身の名義で「一部高配当ETFであるSPYD、HDV、VYMを保有」しているほか、「妻は日本株や債権も持っています」と利用状況を明かします。

世帯年収1150万円のうち、年間投資額は「月40万円×12回=年480万円」、「年500万円を捻出することを目指しています」という投稿者。

最後に、ご自身の投資スタンスとして「①銘柄選定に充てる時間は最小限に、②私のような運も縁も実力も無いような庶民は『時間』を味方につけるのみ、③無駄に人と比較しない、④パートナーと目標を共有する、目線を合わせる、意見を擦り合わせる」とコメントを残されていました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします

あるじゃん(All About マネー)

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最終更新:5/23(木) 6:10

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