日経平均は49円安と3日続落、原油・防衛関連への物色や円安などで下げ渋り=23日後場

6/23 15:48 配信

ウエルスアドバイザー

現在値
日本製鉄2,799.5+15.50
住友電工3,213+4
フジクラ7,760+46
東電HLD519-27.70
中部電1,818.5-34

 23日後場の日経平均株価は、前週末比49円14銭安の3万8354円09銭と3日続落。TOPIX(東証株価指数)も同10.08ポイント安の2761.18ポイントと下落した。米軍は日本時間の22日午前、イラン国内3カ所の核施設を攻撃した。米国の介入による中東情勢の悪化が警戒され日本株は売りが先行。日経平均は午前9時34分に、同376円91銭安の3万8026円32銭を付けた。その後は、原油関連や防衛関連株などが物色されたほか、短期的なリバウンド狙いとみられる買いで下落幅を縮小。ドル・円相場が1ドル=147円前後と、朝方の水準よりも円安方向にあることが意識され、後場には約35円安まで下落幅を縮小する場面もみられるなど、下げ渋る格好で取引を終えた。

 東証プライム市場の出来高は15億7090万株、売買代金は3兆8328億円。騰落銘柄数は値上がりが653銘柄、値下がりは915銘柄、変わらず58銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち21業種が下落、12業種が上昇した。東電力HD <9501> 、中部電 <9502> などの電気・ガス株や、住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株が下落。日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株や、JAL <9201> 、ANA <9202> などの空運株も安い。日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株や、信越化 <4063> 、富士フイルム <4901> などの化学株も軟調。王子HD <3861> 、北越コーポ <3865> などのパルプ紙株や、大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株も弱かった。一方、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株、テルモ <4543> 、HOYA <7741> などの精密機器株が上昇した。

 個別では、日本新薬 <4516> 、円谷FH <2767> 、日本酸素HD <4091> 、SREHD <2980> 、日伝 <9902> が下落。半面、ホギメディ <3593> 、キオクシア <285A> 、三井ES <7003> 、ミガロHD <5535> 、アステリア <3853> などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:6/23(月) 15:48

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