世界幸福度ランキング、フィンランド7年連続首位-米23位、日本51位

3/20 23:37 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 世界の生活満足度において、フィンランドは7年連続で幸福度ランキング首位に輝いたが、世界最大の経済大国である米国は初めて上位20カ国の圏外に転落した。米国の若者の生活水準が低下したことが影響した。

国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が20日に発表した「世界幸福度報告書」では、デンマークとアイスランドがそれぞれ2位と3位を維持した。米国は15位から23位に転落し、「30歳未満の幸福度が大きく低下したことが原因だ」と報告書は指摘している。

日本は51位。30歳未満は73位だったが、60歳以上では36位だった。

このランキングは、国内総生産(GDP)や平均寿命、頼れる人がいるかどうか、自由度、寛大さ、腐敗に対する認識などの要素に基づいている。しかし、「ランキングそのものは、人々が自分自身の生活を評価するよう求められた際の回答に基づいているだけだ」という。

報告書は「世代を比較すると、1965年より前に生まれた人は、80年以降に生まれた人よりも平均して幸福度が高い」と指摘。「ミレニアル世代では、自分の人生に対する評価は年齢が上がるごとに下がっていくが、ベビーブーム世代では、人生の満足度は年齢が上がるにつれて上がっていく」と記述している。

ミレニアル世代とは、一般的に81年から96年に生まれた人のことで、第2次世界大戦後から1964年までに生まれた人はベビーブーマーと呼ばれる。

この結果は3年間の平均値に基づいており、単年度の変化による影響を軽減している。全ての国が毎年調査されるわけではないという。

原題:Finland Is Happiest Nation Again, But US Slides Down the Ranking(抜粋)

--取材協力:Zoe Schneeweiss.

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:3/20(水) 23:37

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