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ハウテレビジョン Research Memo(4):ハイクラス学生・若手社会人とハイクラス企業に特化

4/8 15:04 配信

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 ■ハウテレビジョン<7064>の事業概要

2. 特徴・強み
(1) ハイクラスに特化した独自のポジショニング
会員は、グローバルプロフェッショナルを目指す若手ハイクラス層(新卒サービス「外資就活ドットコム」では挑戦志向の高い難関大学生、中途サービス「Liiga」ではキャリアアップ志向の高い若手社会人)を主たるターゲットとしている。顧客となる募集企業はコンサルティングファームや大手金融機関など、入社難易度が高いと目されている外資系企業や国内大手企業である。ハイクラスに特化した独自のポジショニングを特徴・強みとして、一般的な就活・転職・人材紹介サービス企業との違いを明確にしている。

(2) 会員属性
2023年3月末時点で、新卒サービス「外資就活ドットコム」会員の大学別分布は東京大学などの難関大学が約7割を占めており、上位大学会員の理系・文系構成比は理系学生の構成比が上昇傾向となっている。また中途サービス「Liiga」会員の職種別分布はコンサルタント、金融プロフェッショナル、企画・マーケティング職、営業職が主力となっている。製造系エンジニアやITエンジニアなど理系職の構成比は10%未満にとどまっているが、コンサルタントや営業職などにはセールスエンジニアと呼ばれる職種も含まれているため、実質的な理系職の構成比はこの数値よりも高いと推定される。なお中途サービス会員の年収別分布を見ると、年収600万円以上が約6割を占めており、ハイクラスユーザー向けサービスであることがうかがえる。

(3) 好循環のユーザーストック型プラットフォーム
独自の集客エンジンとユーザー滞留の仕組みにより、フロー型の新卒サービスからストック型の中途サービスへと、アクティブな形で蓄積・継続利用される好循環のユーザーストック型プラットフォームとなっている。新卒サービス「外資就活ドットコム」と中途サービス「Liiga」がキャリアプラットフォームとして連動しているため、新卒サービス「外資就活ドットコム」の会員(大学生)は就職活動を終えて卒業・就職すると一旦退会するが、退会した後もさらなるキャリアアップを目指して中途サービス「Liiga」の会員(社会人)に移行して継続利用することが多い。さらに、新卒サービス「外資就活ドットコム」登録会員出身以外に対する認知度も向上し、中途サービス「Liiga」登録会員数は急速に増加している。

なお、集客(会員募集)面では、各大学での先輩から後輩への助言や、友人同士のクチコミ・SNSなどをきっかけに登録する学生・若手社会人が大半を占めているため、広告宣伝費・販促費(2022年1月期実績54百万円で対売上高比率4.7%、2023年1月期実績89百万円で5.8%、2024年1月期108百万円で5.9%)を低く抑えられることも特徴・強みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《HH》

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最終更新:4/8(月) 15:37

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