• トップ
  • ニュース
  • FX
  • ポンド売り、英賃金上昇の伸び鈍化を受けて ドル円は147円台に高止まり=ロンドン為替概況

ポンド売り、英賃金上昇の伸び鈍化を受けて ドル円は147円台に高止まり=ロンドン為替概況

3/12 20:27 配信

みんかぶ(FX)

ポンド売り、英賃金上昇の伸び鈍化を受けて ドル円は147円台に高止まり=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ポンド売りが優勢。ロンドン朝方に発表された11-1月の英雇用統計で、賃金の伸びが予想を下回り、失業率が上昇したことに反応している。英FT指数が一時1%高と堅調に推移しており、市場は英中銀の早期利下げを期待しているようだ。ポンドドルは1.28台前半から1.27台後半へ、ポンド円は189円台前半から188円台前半まで下落。対ユーロでもポンド売りが進行している。ユーロ相場は動きにくい展開。対ドルは1.09台前半での揉み合い。対円は161円台前半から一時161円台割れも、すぐに大台を回復。ドル円はロンドン朝方に147.60付近まで高値を伸ばしたあと、147.20台までの下げにとどまっており、東京市場からの上昇を維持している。この時間帯は英雇用指標のほかには目立た材料はなく、次第にこの後の米消費者物価指数発表待ちとなってきている。

 ドル円は147円台前半での取引。東京朝方の146.62近辺を安値に、その後は買いが強まった。ロンドン早朝には147.60付近まで高値を伸ばした。ポンド円の下落などで147.20台まで一時反落も、その後は147円台前半から後半の水準で高止まりしている。このあとの米消費者物価指数発表に加えて、あすの春闘の回答集中日が注目されているもよう。

 ユーロドルは1.09台前半での取引。1.0921から1.0939までの狭いレンジでの推移が続いている。ユーロ円は東京市場で160.28近辺から161円台乗せへと買われ、ロンドン早朝には161.44近辺に高値を伸ばした。その後は一時161円台割れもすぐに大台を回復した。対ポンドではユーロ買いが優勢。ポンド主導の展開で、ユーロ相場は材料難だった。

 ポンドドルは1.28付近での取引。東京市場で1.2820付近で揉み合ったあと、ロンドン朝方には一気に1.2776近辺まで下落した。英雇用統計で賃金の伸びが鈍化、失業率が上昇したことに反応した。市場ではインフレ警戒が緩和され、早期利下げ期待から英株が堅調に推移している。ポンド円は東京市場で187.99近辺から189円付近まで上昇。ロンドン早朝には高値を189.20付近に更新した。英雇用統計発表後には188.20付近まで約1円幅で反落。その後は188円台半ばへと下げ渋っている。ユーロポンドは0.8525近辺の安値を東京朝方につけたあとは、買いの流れとなった。ロンドン市場では0.8549近辺に高値を伸ばしている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

みんかぶ(FX)

関連ニュース

最終更新:3/12(火) 20:27

みんかぶ(FX)

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング