８日の東京株式市場見通し＝反発後は上値の重い展開か

　予想レンジ：３万８９００円－３万９４００円（５日終値３万８９９２円０８銭）

　８日の東京株式は反発後、上値の重い展開か。日経平均株価は、前週末５日に大幅反落した反動や、現地５日の米国株式が反発した動きなどから、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、手がかり材料に乏しいことや、直近で荒い値動きとなっていることもあり、落ち着きどころをみたいとして手控えムードが広がる場面もありそう。また、戻り待ちの売りに押される展開も予想される。為替相場は、ドル・円が１ドル＝１５１円台の半ば（前週末５日は１５１円３３－３５銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１６４円台の前半（同１６４円０２－０６銭）とやや円安に振れている。前週末５日のＡＤＲ（米国預託証券）は円換算値で、キーエンス <6861> 、東エレク <8035> 、三菱商 <8058> などが、同５日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同５日の大阪取引所清算値比３５５円高の３万９３３５円だった。（高橋克己）

８日の主な経済指標・スケジュール
【国内】
・　８：３０　２月毎月勤労統計調査
・　８：５０　２月国際収支状況、３月の対外対内証券売買契約
・１４：００　３月景気ウォッチャー調査
・決算発表＝ウエルシアＨ <3141>
・ＩＰＯ（新規上場）＝イタミアート <168A> （グロース）

【海外】（時間は日本時間）
・１５：００　独２月貿易収支・鉱工業生産指数

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供：ウエルスアドバイザー社