シリコンスタジオ、3Q(12~8月)決算は売上高6%減、営業利益はゼロに ゲーム企業の採用意欲減退で人材紹介事業が打撃 子会社の事業構造改革など一時費用も
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シリコンスタジオ <3907> は、10月10日、2024年11月期の第3四半期累計(12~8月)の連結決算を発表、ゲーム企業の急激な採用意欲減退による人材紹介事業の大幅な落ち込みに加え、受託開発におけるゲーム環境開発請負の減少および子会社の事業構造改革を通じた一時的な売上減などにより、減収減益となった。
売上高32億900万円(前年同期比6.4%減)
営業利益ゼロ(同100.0%減)
経常損益2000万円の赤字(前年同期2億3800万円の黒字)
最終損益8100万円の赤字(同1億5800万円の黒字)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①開発推進・支援事業 売上高19億7600万円(前年同期比4.8%減)、セグメント利益1億9100万円(同30.6%減)
受託開発では、継続的なゲーム環境開発請負の減少、子会社の事業構造改革を通じた一時的な売上減が影響し、減収減益となった。ミドルウェアの売上高は、請負開発分が堅調に推移しており、増収となった。オンラインソリューションの売上高は、オンラインゲーム向けのサーバー関連が堅調に推移しており、増収となった。
なお、今期よりサブセグメントの売上区分を一部見直し、従来受託開発としていた産業向けオンラインサービスをオンラインソリューションへ区分変更している。
②人材事業 売上高12億3300万円(同8.8%減)、セグメント利益1億9800万円(同39.9%減)
人材紹介は、市場環境の急激な悪化により、減収減益となった。また、人材派遣は、課題を改善した結果、稼働数は前年同期に対し増加した。第3四半期連結累計期間における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ1750名(前年同期比3.3%増)、有料職業紹介の成約実績数は195名(前年同期比37.5%減)となった。
■通期業績予想を下方修正
2024年11月期通期の連結業績予想については、第3四半期決算の発表と同時に予想の下方修正を発表しており、以下のとおり。
売上高45億9900万円→44億2400万円(増減率3.8%減、前期比2.9%減)
営業利益2億5400万円→1億4800万円(同41.7%減、同38.0%減)
経常利益2億5500万円→1億3100万円(同48.6%減、同46.9%減)
最終利益2億1700万円→8500万円(同60.8%減、同57.6%減)
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最終更新:10/10(木) 16:39