(ブルームバーグ): フェイスブックの親会社米メタ・プラットフォームズが24日に示した売上高見通しが期待外れの内容だったことを受け、テクノロジー株の投資家は主要企業による今後数日の決算発表を前に神経をとがらせている。
メタの株価は時間外取引で一時19%急落。ハイテク企業の比重が大きいナスダック100指数に連動する上場投資信託(ETF)は一時1%下落した。メタは市場予想を下回る今四半期売上高見通しを示すとともに、設備投資額目標を引き上げた。
クレセット・ウェルス・アドバイザーズのジャック・エイブリン最高投資責任者(CIO)は、「メタは人工知能(AI)を業務に採用するが、今のところAI採用の最大の受益者ではないようだ」と指摘。「売上高に関する失望がAIへの楽観的な見方を覆い隠している。AIはいずれコスト削減につながり得るが、まだ目に見えていない」と述べた。
25日に決算発表するアルファベットの株価は3.3%下落。30日に決算発表予定のアマゾン・ドット・コムは2.5%余り下落した。ソーシャルメディア企業のスナップとピンタレストはそれぞれ6%強下落し、レディットは1.8%安。
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原題:Meta’s Miss Sparks Fear in Tech World With Earnings Looming (1)(抜粋)
--取材協力:Katrina Compoli、Ryan Vlastelica.
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最終更新:4/25(木) 7:59
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