〔米株式〕NYダウ反発、192ドル高=ナスダックも高い(26日午前)

4/26 23:16 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週末26日午前のニューヨーク株式相場は、アルファベットなどIT大手が前日発表した決算内容が好感され、反発している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時5分現在、前日終値比192.35ドル高の3万8278.15ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は284.37ポイント高の1万5896.13。
 米グーグルの親会社アルファベットが前日夕に発表した1~3月期決算は、インターネット広告の堅調さなどを背景に、増収増益を計上。純利益は四半期ベースの過去最高を更新した。マイクロソフトの決算でも好調なクラウド事業が奏功し、前年同期比で2割増益だった。好決算をはやし、アルファベットは9%超高、マイクロソフトは2%超高と上伸。アマゾン・ドット・コムやエヌビディアなど関連企業もつれ高となり、ハイテク株主導で買いが先行している。
 米商務省が朝方発表した3月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.7%上昇。伸びは前月(2.5%上昇)から拡大したほか、市場予想(2.6%上昇=ロイター通信調べ)も上回った。一方、価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.8%上昇で、伸びは前月から変わらず。その後、米ミシガン大学が発表した4月の消費者景況感指数(確報値)は77.2と、市場予想の77.9を下回った。発表後、ダウは上げ幅を拡大している。
 個別銘柄を見ると、米化学大手ダウが2%超高、キャタピラーが1%超高と上げている。一方、1~3月期決算が軟調だったシェブロンとエクソンモービルは売りが優勢の展開。また、1~3月期決算で売上高が市場予想を下回ったインテルは10%超安と急落している。(了)

時事通信

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最終更新:4/26(金) 23:40

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