シンガポール通貨庁、金融政策据え置き－インフレリスクを警戒

（ブルームバーグ）： シンガポール通貨庁（ＭＡＳ、中央銀行）は12日、金融政策を４会合連続で据え置いた。輸入インフレ抑制に向け、シンガポール・ドルの上昇基調が維持される。

ＭＡＳは金利ではなく為替レートを主な政策手段としており、シンガポール・ドルの為替レート政策バンドの許容変動幅と変動幅の中心値、傾斜がいずれも据え置かれた。ブルームバーグ調査では20人のエコノミスト全員がこの決定を予想していた。

同じ時間に発表された１－３月（第１四半期）のシンガポール国内総生産（ＧＤＰ）は前年同期比2.7％増加。予想中央値は３％増だった。前期比では0.1％増。

関連記事：

原題：Singapore Keeps Monetary Policy Tight as Price Risks Linger (1)、Singapore’s 1Q GDP +2.7% Y/y; Estimate +3.0%（抜粋）

--取材協力：Tomoko Sato.

(c)2024 Bloomberg L.P.