【ニューヨーク時事】連休明け14日午前のニューヨーク外国為替市場では、円相場は1ドル=152円台前半に下落している。午前9時現在は152円00~10銭と、前営業日午後5時(151円13~23銭)比87銭の円安・ドル高。前週末の円相場は、米中対立激化を巡る懸念を背景に円買い・ドル売りの流れが活発化した。その後、海外市場では持ち高調整目的の円売り・ドル買いが先行していた。
一方、中国商務省は14日、韓国造船大手の米国子会社5社に対し、中国との取引を禁じる制裁を科すと発表。米中貿易摩擦激化への懸念は根強く、円の下値は限られている。ベセント米財務長官は13日、FOXビジネスに出演し、調整が進められてきた米中首脳会談について「予定通り行われると思う」との認識を示していた。中国がレアアース(希土類)の輸出規制を強化したことを受け、トランプ米大統領は会談の中止を示唆した。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1550~1560ドル(前営業日午後5時は1.1610~1620ドル)、対円では同175円70~80銭(同175円62~72銭)と、08銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
最終更新:10/14(火) 22:34