海帆、BOBS及びワイデンの全株式取得に向けた基本合意契約の締結

4/15 8:30 配信

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株式会社海帆(3133)は、2024年4月4日の取締役会決議において、以下のとおり株式会社BOBS(大阪市中央区)及び株式会社ワイデン(大阪市中央区)の全株式取得に向けた基本合意契約書の締結について決議した。

海帆は、居酒屋を中心とした飲食店舗の企画開発及び運営、再生可能エネルギー事業に関する業務を行う。

BOBSは、医療機関の経営管理、資産管理などの指導及び援助並びに経営コンサルティングを行う。

ワイデンは、医療機関及び各種団体の経営、運営並びに財務に関するコンサルティングを行う。




株式の取得の理由

海帆は、飲食事業を中心に事業展開を進めているが、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の影響から、事業全体の構造改革を進めてきた。その一環として、再生可能エネルギー事業を立ち上げ、現在は拡大の段階にある。さらなる事業の構造改革として、美容クリニック事業の支援業務を含むヘルスケア事業の参入を検討している。

今回株式の取得を目指すBOBSとワイデンは、大阪に本部を置く医療法人大美会(大阪市中央区) のMS法人(※MS法人はMedical Serviceの略称)となっており、当該MS法人は大美会と業務委託契約書を締結している会社となり、その委託業務の内容は大美会の経営管理及び総務業務となっている。

大美会は、BOBSの株主である野村雄司氏とワイデンの株主である水嶋亨氏が創業者として開業し、関西地区を中心に7店舗の美容クリニックを展開している医療法人である。今年度における売上高は17億円を超える見込みであり、今後もさらなる拡大を計画している医療法人である。昨今、美容医療は技術や価格の面でも身近になっており、誰でも気軽に利用できる、大きなマーケットを持つ業態となっている。その中でも大美会は最新の美容医療を中心に、さまざまな施術を独自の経営努力により安価で提供することで、毎年売上高を拡大してきた。

ワイデンに関しては、2021年に大美会が新店舗の出店に伴い赤字に至ったため、直近2年間においては大美会が黒字になり安定するまでの期間売上高は0円となっていて、大美会は顧客基盤ができ、2022年以降は、赤字に転落することなく新店舗を出店することができた。ワイデンも過去に大美会の業務をサポートし収益を計上していたことから、MS法人2社の株式を取得するスキームとする。なお、今回の株式取得が成立した場合は、当該MS法人の2社を合併することも検討している。

また、当該MS法人を取得することにより、海帆が現時点で業務支援を行っている医療法人社団修永会(愛知県名古屋市)の業務支援にも活用できると考えている。海帆は、修永会に対し集客のみ業務を支援しているが、当該MS法人を取得することで医療分野専門の集客業務支援を充実させることができると考えている。また、利益の増加を図るために、広告宣伝の効率化と広告宣伝費のコスト削減や、医療機器販売及び医療機器賃貸借事業も視野に入れている。




取得予定株式数及び取得予定価額並びに取得前後の所有株式の状況

(1)株式会社BOBS

(1) 異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%)

(2) 取得予定株式  3株(議決権の数:3個)

(3) 取得予定価格 未定

(4) 異動後の所有株式数 3株(議決権の数:3個)(議決権所有割合:100.0%)

(2)株式会社ワイデン

(1) 異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%)

(2) 取得予定株式 2株(議決権の数:2個)

(3 )取得予定価格  未定

(4 異動後の所有株式数 2株(議決権の数:2個)(議決権所有割合:100.0%)




日程

(1)取締役会決議日 2024年4月4日

(2)契約締結日 2024年4月4日

(3)株式譲渡実行日 2024年6月30日(予定)

【飲食店業界のM&A・事業承継の動向はこちら】

(提供:日本M&Aセンター)



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最終更新:4/15(月) 8:30

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