暗号資産取引所Bybit、規制を理由にインドでの取引サービスを一時停止へ
暗号資産取引所Bybitは、インドの規制を受け、同国ユーザーへのサービス提供を一時停止すると発表した。
ドバイを拠点とする同社は、1月12日以降、インドの顧客がプラットフォーム上で新規取引を開始したり、商品にアクセスしたりできないようにする意向だ。「唯一の例外は出金」と同社は10日付のブログ投稿で述べた。
今回のサービス停止は短期間で終わるかもしれない。Bybitは、インドの法律に基づく仮想デジタル資産サービスプロバイダーとしての登録を完了させようとしており、「数週間以内に登録完了できる見込みである 」と述べた。
「金融情報機関(FIU)への登録手続きが完了次第、サービスを完全再開する予定である」と、Bybitは付け加えた。
インドでは2023年3月、暗号資産企業はマネーロンダリング防止に取り組む金融情報機関への登録が義務付けられた。プロバイダーはまた、顧客の確認など、マネーロンダリング防止法(PMLA)に基づく他のプロセスにも準拠しなければならなくなった。
インド財務省は昨年、CoinDeskに対し、この規則はオフショア取引所にも適用され、非準拠のオフショアプラットフォームに対しては適切な措置が取られると述べた。
|翻訳・編集:山口晶子|画像:Bybitのベン・チョウ(Ben Zhou)CEO(Danny Nelson/CoinDesk)|原文:Bybit to Temporarily Halt Crypto Trading in India, Citing Regulations
CoinDesk Japan
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最終更新:1/11(土) 10:00