日本ロジスティクスファンド投資法人が第37期決算、物件入替えを発表

3/21 11:45 配信

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日本ロジスティクスファンド投資法人 <8967> が、第37期(2024年1月期)決算を発表した。

第37期における物件取得はなし。賃貸収入の増加、減価償却費や修繕費の減少等により、前期比1.0%増益。自己投資口の消却を行い、1口当たり分配金は5,223円と前期比1.4%増となった。

期末のポートフォリオは52物件、資産規模(取得額合計)は2,905億円、有利子負債比率は43.7%。

併せて物件入替えを行うことを発表した。
取得する物件は、北海道石狩市にある「石狩物流センター」。準共有持分の55%を取得する。取得額は13.11億円。将来的な収益向上を期待して取得を決定した。
売却する物件は、千葉県浦安市にある「浦安千鳥物流センターⅡ」。売却額は20.6億円。将来的に収益増加余地が限定的であること、大規模修繕工事が必要なことから、現時点の売却を決定した。売却益は一部を分配し、残りを内部留保する予定。

第38期(2024年7月期)は、テナント退去により期中平均稼働率98.3%を想定する。これに伴う減収や仲介手数料の増加により賃貸収益は減少するが、浦安千鳥物流センターⅡの売却益682百万円計上により、前期比9.2%増益を見込む。376百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は5,300円と前期比1.5%増となる見通し。

第39期(2025年1月期)は、期中平均稼働率99.0%に改善する想定。これにより賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比9.0%減益を見込む。内部留保より104百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,300円と前期予想と同額となる見通し。

金利上昇やインフレに対応し、CPI連動賃料の導入や賃貸借契約期間の見直しによる内部成長を図るとともに、資本コスト改善策として、自己投資口の取得、物件入替えを検討し、引き続き中期目標である1口当たり分配金5,600円~5,700円を目指す。

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最終更新:3/21(木) 11:45

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