ウォーシュFRB議長、ジャクソンホール講演で追加利上げの可能性を示唆
| 現在値 | ||
|---|---|---|
| NF NASDAQ-100NH | 236.4 | -7.3 |
| NF NYダウ30種NH | 79,430 | -180 |
| 上場S&P500米株 | 13,235 | -220 |
| SS SPDR S&P500 ETF | 121,250 | -1,950 |
| SAM NYダウETF | 64,910 | -1,010 |
<チェックポイント>
●基調的なインフレの改善は十分ではないとの認識を示す
●フォワードガイダンスに対する否定的な見方も改めて表明
●講演を受け、市場で9月利上げ観測高まる
ウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長は28日、米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれた毎年恒例の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、インフレの高止まりに懸念を表明したうえで、基調的なインフレ率が物価目標に向かっている確信できなければ、「われわれ(FRB)には仕事が残っている」と、物価圧力の緩和に十分な進展が見られない場合、追加の金融引き締めが必要になる可能性を示唆した
足元では、米7月CPI(消費者物価指数)の総合指数が前年同月比3.4%上昇、コア指数が同2.5%上昇となり、市場予想と一致したものの、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視するインフレ指標であるPCE(個人消費支出)物価指数は7月の総合指数が同3.7%上昇、コア指数が3.3%上昇となり、市場予想をやや上回った。ウォーシュ議長は「今夏の(インフレ)指標は予想よりも良好だったものの、基調的なトレンドがはっきりと改善したことを示していない」と指摘。特に、5年以上にわたって高インフレが続いていることに警戒感を示した。
また、ウォーシュ議長は講演で、FRBが市場との対話手段として用いてきたフォワードガイダンス(金融政策の指針)について否定的な姿勢を示してきたことに関連し、「市場参加者が次の取引を判断する際、何よりもまずFRBの動向に注目するような状況を助長すべきではない」と述べ、従来の持論を改めて示した。
米経済の見通しについては、「経済全体のパフォーマンスが強化された。経済の強さを示す指標の一つはショックに対し、経済がどれだけ持ちこたえられるかという強さだ。その点でメインストリート(実体経済)とウォールストリート(金融市場)の両方は驚くべき回復力と底堅さを示している」と述べている。
ウォーシュ議長は5月就任以来、この日で100日目を迎えたが、就任後はFRBのさまざまな機能や業務の検証に着手しており、市場が政策当局者の発言に過度に左右される状況から脱却させることを目指している。同議長は、「より静かで、かつ意図の明確なコミュニケーションを行うFRBの方がその目標(2つの使命)を達成する能力が高まる」としている。
一方、ベッセント米財務長官が19日に長期金利の急騰への対応策として、流通市場での国債買い戻しペースの加速方針を示したことについては、言及がなかった。市場の一部では、ウォーシュ議長から何らかの考えが示されるのではないかとの見方があった。
ウォーシュ議長の講演を受け、市場では9月のFOMCにおける利上げ観測が高まった。直前までは据え置かれるとの見方が優勢だった。
<関連銘柄>
NASD投信 <1545> 、NYダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
SPD500 <1557> 、NYダウ <1679> 、NYダウブル <2040> 、
NYダウベア <2041>
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