(ブルームバーグ): 中国への直接投資が鈍化している。海外資本を再び呼び込みたい中国当局にとっては打撃だ。
中国商務省が22日発表したデータを基に算出したところ、2月に実際に利用された新規対中投資は1020億元(約2兆1400億円)。これは前年同月と比べ27%少ない。
中国への直接投資、23年は30年ぶり低水準-外資が資金引き揚げに動く
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を経て、外国企業を中国に呼び戻そうとする中国の取り組みは不調に終わっている。地政学的な緊張や金利上昇により、外国勢が中国に投入できる資金は限定的だ。
中国商務省はこのデータ発表に伴う声明で、投資データの変動は正常で、投資にとって有利な条件であるため長期的な見通しは強いとの認識を示した。同省によれば、1-2月の対中直接投資は前年同期比19.9%減の2151億元。
原題:China’s Inbound Investment Slows Again Despite Beijing’s Efforts、China Says Fluctuations Normal After Inbound FDI Falls 19.9% Y/y (抜粋)
--取材協力:Phila Siu、Fran Wang.
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最終更新:3/22(金) 19:26
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