森ヒルズリート投資法人が第35期決算、ラフォーレ原宿（底地）の追加売却を発表

森ヒルズリート投資法人 <3234> が、第35期（2024年1月期）決算を発表した。

第35期は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7％を追加売却した。テナントの解約違約金収入が発生する一方、売却した部分の賃貸収入の減少、修繕費や固定資産除却損の増加により、前期比2.1％減益。1口当たり分配金は3,282円となった。

期末のポートフォリオは11物件、資産規模（取得額合計）は4,046億円、有利子負債比率は46.1％。

併せて「ラフォーレ原宿」底地の共有持分14％をスポンサーの森ビルへ追加売却することを発表した。売却額は59.36億円。共有持分7％ずつ2期に分割して売却する。


第36期（2024年7月期）は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7％を売却する。オフィスのテナント退去や売却する部分の減収を想定するが、修繕費や固定資産除却損の減少により、前期比0.4％増益を見込む。買換特例を活用し430百万円を内部留保することを予定し、1口当たり分配金は3,070円と前期比6.5％減となる見通し。

第37期（2025年1月期）は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7％を売却する。オフィスの稼働率上昇を見込むが、解約違約金収入がなくなることや修繕費の増加により、前期予想比3％減益を見込む。買換特例を活用し221百万円を内部留保することを予定し、1口当たり分配金は3,080円となる見通し。

なお、第36期及び第37期に新規物件取得がない場合は、売却益を全て分配する予定。