前場コメント No.6　ビープラッツ、エーザイ、大ガス、イリソ電子、大垣銀、Ｎｏ．１

★9:39　 ビープラッツ－3日ぶり反落　前期営業損益を上方修正も赤字見通しを嫌気
　ビープラッツ<4381>が3日ぶり反落。同社は24日、24.3期の連結営業損益予想を従来の1.3億円の赤字から7600万円の赤字（前の期は1.8億円の黒字）に上方修正すると発表した。
　
　原価上昇の主因であった通信インフラコストの増加について、重複環境などの削除、適切な環境サイジングなどのコスト圧縮に向けた活動が奏功し、一定の抑制効果があったことを踏まえた。
　
　なお株価は、上方修正を踏まえても赤字となる見通しを嫌気した売りが優勢となっている。

★9:41　 エーザイ－急騰　アルツハイマー薬「レケンビ」の4Q販売2.7倍　米バイオジェンは4％高
　エーザイ<4523>が急騰。同社は24日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ（レケンビ）」の24.3期4Q（1-3月）の売上収益が28.3億円（速報値）になったと発表した。前四半期比2.7倍となった。

　同薬を共同開発したバイオジェン（米国）の1Q決算に合わせて開示した。「レケンビ」の売上収益の詳細を含む、同社の24.3期業績については、5月15日に予定している決算発表にて開示する予定としている。

　24日の米国市場でバイオジェンの株価は前日比4.56％高となっている。

★9:43　 大阪ガス－底堅い　韓国大手エネルギー事業者とカーボンニュートラルで共同検討
　大阪ガス<9532>が底堅い。同社は24日、韓国の大手エネルギー事業者であるＳＫ　Ｅ＆Ｓと、e-メタンの利活用をはじめとした、カーボンニュートラルに関する共同検討の契約を締結したと発表した。
　
　同検討では、ＳＫ　Ｅ＆Ｓにおけるカーボンニュートラルに向けた取り組みとして、e-メタンを利活用する検討や水素、アンモニア、バイオガスなどの新エネルギー分野に関する検討を共同で実施するとしている。

★9:47　 イリソ電子工業－大幅続伸　日本航空電子が今期増益ガイダンスで急騰　同社にも期待買いか
　イリソ電子工業<6908>が大幅続伸。コネクタ大手の日本航空電子工業<6807>が24日に、今期ガイダンスを発表したことが材料視されているもよう。

　日本航空電子は25.3期通期の連結営業利益予想を170億円（前期比17.9％増）とし、市場コンセンサス155億円を上回る見通し。今期ガイダンスが好感され、株価は10％を超える上昇となっている。同じくコネクタ大手の同社に対しても業績期待から買いが入っているようだ。なお、同社の決算発表は5月8日の予定。

★9:49　 大垣共立銀行－反発　前期最終益を上方修正　経費抑制などが寄与
　大垣共立銀行<8361>が反発。同社は24日、24.3期の連結純利益予想を従来の62.0億円から94.0億円（前の期比94.8％増）に上方修正すると発表した。
　
　銀行単体において、貸出金利息や役務取引等利益が前回予想を上回る見込みとなったほか、経費が前回予想を下回る見込みとなったことなどを踏まえた。

★9:49　 Ｎｏ．１－急騰　グロースパートナーズと業務資本提携　第三者割当増資で5億円調達
　Ｎｏ．１<3562>が急騰。同社は25日、グロースパートナーズ（東京都目黒区）と業務資本提携し、グロースパートナーズを割当先とする第三者割当により新株式ならびに第10回新株予約権および第11回新株予約権を発行すると発表した。

　新株式の払込期日は5月10日。発行株数は3万1900株。発行価額は1株につき940円。

　新株予約権の割当日は5月10日。発行数はあわせて3808個（潜在株式数38万0800株）。行使価額は10回が940円、第11回が1500円。

　差引手取概算額で計4億9645万0752円を調達し、M&Aによる戦略投資に充当する。希薄化割合は5.93％。なお、株価は業務資本提携を好感した買いが優勢となっている。