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週間為替展望(ポンド/加ドル)-ポンド、12月利上げ期待で底堅いか

11/27 3:59 配信

トレーダーズ・ウェブ

◆ポンド、ドル高が上値を圧迫するも12月利上げ期待を支えに底堅いか
◆加ドル、経済指標の結果などから利上げ思惑につながる可能性も
◆加ドル、OPECプラス会合後の原油の動きに注目

予想レンジ
ポンド円 149.50-154.50円
加ドル円 87.50-90.50円

11月29日週の展望
 ドル全面高の流れが続いている中、ポンドも対ドルでさえない動きとなっているが、市場ではイングランド銀行(BOE)による12月利上げ期待が強く、来週は底堅い動きとなりそうだ。物価の上昇が加速している中、10月の雇用データが良好な結果となり、市場は12月16日会合での利上げをほぼ織り込んでいる。今週発表の11月英製造業PMI速報値は58.2、同サービス部門PMI速報値は58.6と市場予想をやや上回る結果となった。PMI調査によると雇用の純増は4月以来の最低となったが、これは求人の減少によるものではなく、採用の難しさを反映している。また、製造業、サービス部門のコストが記録的な上昇傾向となっていることが示された。雇用の拡大や記録的なインフレ圧力は12月利上げにゴーサインを出しているともいえる。

 一方で、金融政策委員会(MPC)メンバーの中で、10月に利上げを支持したラムズデンBOE副総裁とサンダース委員のほかに何人が利上げ支持に回るかは不透明だ。インフレ高への懸念を強調しながら据え置きを主張したベイリーBOE総裁はさすがに今度こそ利上げを支持する可能性はあるが、同氏も市場参加者に「信頼できないボーイフレンド」と批判されている。直近の発言内容を見ると10月よりトーンはより慎重になっている。また、ハスケル委員は「労働力不足の深刻化が持続するかどうかを見極めるため、さらなるデータが必要」と指摘。12月には利上げ支持に回らない可能性が高い。12月会合で利上げ支持と据え置き主張が拮抗する可能性がある。

 加ドルはドル高の流れが続いていることや、原油相場の上昇が一服していることで、上値の重い動きも、カナダ中銀(BOC)の早期利上げ期待が支えとなり、押し目買いも入りやすい。来週、7-9月期GDPや11月雇用統計、10月住宅建設許可件数など注目指標の発表が予定されている。結果次第では、利上げ時期の思惑につながる可能性がある。BOCのビュードライ副総裁は「国内住宅市場への投資加速を背景に住宅価格の先高観が強まっているが、今後は調整の局面に入る可能性もある」と指摘している。

 また、最近神経質な動きとなっている原油相場にも注目。今週、米国が複数の国と協調し石油備蓄の放出を決定したことを受けて一時急落するも、放出規模やその効果への懐疑的な見方も強く反発した。産油国と消費国の対立が懸念される中、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成するOPECプラスの12月2日の会合での対応が注目される。

11月22日週の回顧
 今週はバイデン米大統領がパウエルFRB議長の再任人事を決定したことを受けて、全般ドル高が優勢となり、ポンドドルは昨年12月以来の安値となる1.32ドル後半まで弱含んだ。ただ、BOEの12月利上げ期待が下支えとなり、ほかの通貨に比べてポンドの下押しは限られた。リスクオフで原油相場が暴落したのも加ドルの重しとなり、ドル/加ドルは1.28加ドル近辺まで加ドル安に振れた。南アフリカで感染力が高い新たな変異株が検出されたことを受けてリスク回避の円買いが活発化し、ポンド円は150円後半、加ドル円は88円半ばまで下落した。(了)

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最終更新:11/27(土) 3:59

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