日経平均は320円程度高、米国株高受け強い地合い継続=30日前場
30日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比320円程度高い3万9220円前後で推移する。現地29日の米国株式市場では、NYダウが反落したものの、ナスダック総合指数が4日続伸し終値ベースでの史上最高値を更新した。東京市場でも、きのう29日の強い地合いが継続し、朝方から買いが先行。午前9時38分には、同410円19銭高の3万9313円87銭を付けるなど、取引時間中としては21日以来、約1週間ぶりに心理的なフシ目の3万9000円を回復した。その後も堅調な値動きが続いている。29日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比200円高の3万9170円だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。東電力HD <9501> 、関西電 <9503> などの電気・ガス株や、古河電工 <5801> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株が上昇。ディスコ <6146> 、SMC <6273> などの機械株や、AGC <5201> 、TOTO <5332> などのガラス土石株も高い。アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> などの電気機器株や、ニコン <7731> 、HOYA <7741> などの精密機器株も堅調。信越化 <4063> 、日東電 <6988> などの化学株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株もしっかり。一方、大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、ブリヂス <5108> 、住友ゴム <5110> などのゴム製品株が安い。
個別では、山パン <2212> 、四国電 <9507> 、日電子 <6951> 、ジェコス <9991> 、黒崎播磨 <5352> が上昇。半面、SMS <2175> 、M&A総研 <9552> 、日野自 <7205> 、グッドコムA <3475> 、メドレー <4480> などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=153円台の前半(29日は153円16-18銭)、ユーロ・円が1ユーロ=165円台の後半(同165円56-60銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:10/30(水) 10:07