欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 上昇

4/5 22:06 配信

トレーダーズ・ウェブ

 5日の欧州外国為替市場でドル円は上昇。22時時点では151.65円と20時時点(151.33円)と比べて32銭程度のドル高水準だった。好調な結果となった米雇用統計を背景にドル買いが優勢となり、ドル円は151.75円まで強含んだ。米雇用統計の結果を受けて、市場では米利下げ開始が6月から9月に後ずれするとの思惑が強まっている。
 3月米雇用統計は、非農業部門雇用者数変化が30.3万人増と予想を大幅に上回り、失業率は2月の3.9%から3.8%に改善された。また、同平均時給は前月比+0.3%、前年比+4.1%といずれも市場予想と一致した。

 ユーロドルは下落。22時時点では1.0810ドルと20時時点(1.0834ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用統計を受けて米10年債利回りが4.4%手前まで上げ幅を拡大しドルが全面高となった。ユーロドルは1.0800ドルまで下押し、ポンドドルは1.2583ドル、豪ドル/ドルは0.6551ドルまで安値を更新した。

 ユーロ円は22時時点では163.93円と20時時点(163.96円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。米雇用統計を受けてドル主導の動きとなり、ユーロ円は164円を挟んでの小動きにとどまった。

 加ドルは売り優勢。カナダの3月新規雇用者数変化は2.5万人増の予想に反して0.22万人減となり、同失業率は6.1%と2月の5.8%から大幅に悪化した。加雇用データのさえない結果を受けて加ドルに売り圧力が強まるなか、米雇用統計を受けたドル買いにも後押しされ対ドルでは1.3633加ドルまでドル高・加ドル安が進み、加ドル円は111.27円まで安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.81円 - 151.75円
ユーロドル:1.0800ドル - 1.0848ドル
ユーロ円:163.49円 - 164.22円

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最終更新:4/5(金) 22:06

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