〔米株式〕NYダウ小動き、33ドル高=ナスダックは安い(21日午前)

5/21 23:14 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】21日午前のニューヨーク株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言待ちで様子見気分が強く、小動きとなっている。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前日終値比33.40ドル高の3万9840.17ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は30.43ポイント安の1万6764.44。
 FRBのウォラー理事は21日、ワシントン市内で講演し、目標の2%へのインフレ低下の動きは再開したようだとの見解を明らかにした。その上で、鈍化はわずかで、利下げ開始を支持するには「あと数カ月、良いインフレ指標を確認する必要がある」と利下げには慎重な見方を示した。この日はウォラー理事以外にもバーFRB副議長など複数の高官らの講演があり、内容を見極めたいとの見方から様子見ムードが広がっている。
 一方で前日にナスダックが史上最高値を更新して取引を終えたこともあり、利益確定の売りも出やすい。市場が注目するエヌビディアの四半期決算の発表を翌22日に控えて積極的な商いを手控える向きも少なくない。
 個別銘柄では、ダウ構成銘柄ではセールスフォース、インテル、ホーム・デポなどが下げている、一方で、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、ウォルマートが上昇。このほか、メーシーズが上昇。2024年2~4月期決算では減収減益だったが、24年度通期見通しについては、売上高の下限を上方修正したほか、1株当たり実質利益も従来予想から引き上げた。(了)

時事通信

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最終更新:5/21(火) 23:35

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