夫と私の年金収入だけになった場合、家計管理は、どうしたらいいのでしょうか?

5/21 11:30 配信

あるじゃん(All About マネー)

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、年金収入だけになった場合の家計管理は、どうしたらよいのか悩む50代主婦の方からのご相談です。

◆Q:夫と私の年金収入だけになった場合、家計管理はどうしたらいい?

「夫と私の年金収入だけになった場合、家計管理は、どうしたらいいのでしょうか? 年金で生活ができるか心配です」(50代・主婦)

◆A:現在の家計状況を把握し、もらえる年金額以内で生活できるように、今から家計のダウンサイジングをしていきましょう

年金だけで生活ができるのかが心配とのこと。まずは現在の収入と支出、保有している財産(貯金など)や負債(ローンなど)をきちんと把握することがスタートになります。

その上で、ねんきん定期便などで夫婦の年金額をきちんと把握し、もらえる年金の中でやりくりしていくことになります。ざっくりとした目安ですが、現役時代の支出額の75%程度になるように、目標を立ててみてはいかがでしょうか。

家計管理をするときは、目標を設定することが大切です。毎月の支出額、毎週の支出額、日々の支出額など、ご自身にあった目標を決めて、あまったお金は貯金に回すといいでしょう。貯金が楽しくなることにもなります。

また、現状の家計管理(支出)の中で、使途不明金はありませんでしょうか? 使途不明金は、無駄な支出となることがほとんどです。使途不明金をなくしましょう。

携帯電話や保険料の見直しは、定期的にされていますでしょうか? これらの固定費を削減することで無理なく節約(ダウンサイジング)できます。ぜひこの機会に見直してみましょう。

また、家計管理で支出を減らすことはとても重要ですが、収入を増やすこともとても有効です。相談者は50歳の主婦とのことですので、パートなど働くことで収入を増やす、ご主人もできるだけ長く働くことも有効です。高齢者が働きやすい環境に整いつつあります。検討してみてはいかがでしょうか?

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。

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最終更新:5/21(火) 11:30

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