(ブルームバーグ): 米ヘッジファンド運営会社シタデルの創業者ケン・グリフィン氏が目指している超高層オフィスビル建設計画が一歩前進した。
グリフィン氏と不動産投資信託ボルネード・リアルティー・トラスト、不動産会社ルーディン・マネジメントはマンハッタン・パークアベニュー350番地に延べ床面積180万平方フィート(約16万7200平方メートル)の62階建て超高層ビルを建設する計画書をニューヨーク市に提出した。16日の発表資料で明らかにした。
シタデルとシタデル・セキュリティーズが同ビルの主要テナントとなり、少なくとも85万平方フィートのオフィススペースを占有する計画で、2032年までの完成を予定している。
グリフィン氏はこのビルについて、「シタデルの投資家とシタデル・セキュリティーズの顧客のために社員が協力や創造、職務遂行を行う上で素晴らしい環境を提供するだろう」と述べた。フォスター+パートナーズがビルの設計を手がけた。
ニューヨーク市のオフィス市場は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降、高い空室率と需要後退で大きな打撃を受けている。こうした中でも、同市内でオフィスの拡張やアップグレードを検討しているテナントは、アメニティーが充実している新築・改築の高層ビルへの入居を望んでいる。
シタデルが主要テナントとなっているパークアベニュー425番地の別の高層ビルは最近、9億1100万ドルの借り換えを行った。
マンハッタンの超高層ビル、1400億円借り換え-三井住友信託など融資
原題:Citadel’s Griffin Pushes Ahead With Plans for Park Avenue Tower(抜粋)
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最終更新:4/17(水) 10:09
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