日経平均は200円程度安、一時上げ転換も円高で軟調推移=14日前場

2/14 10:12 配信

ウエルスアドバイザー

現在値
ニッスイ919.7+5.30
マルハニチ3,338+28
INPEX2,104+36
石油資源開1,257+11
王子HLD652.3+5.80

 14日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比200円程度安い3万9260円前後で推移。午前10時4分には、同204円62銭安の3万9256円85銭を付けた。日経平均先物・オプション2月限SQ(特別清算指数)の算出日にあたり、出足はやや売りが優勢となったもよう。その後、上げ転換する場面もみられたが、円高の影響を受け、軟調な値動きが続いている。トランプ米大統領は現地13日、貿易相手国に対して同水準の関税を課す相互課税を導入し、同政権の通商・経済チームが精査した上で発動するとした。即時の実施ではないことから、関税による経済への過度な警戒感が後退する格好となり、NYダウが反発、ナスダック総合指数は続伸。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比40円高の3万9480円だった。

 業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇している。INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、ニッスイ <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株が下落。王子HD <3861> 、北越コーポ <3865> などのパルプ紙株や、キッコマン <2801> 、味の素 <2802> などの食料品株も安い。テルモ <4543> 、オリンパス <7733> などの精密機器株や、東レ <3402> 、ゴルドウイン <8111> などの繊維株も軟調。中外薬 <4519> 、第一三共 <4568> などの医薬品株や、大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株も弱い。一方、日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株や、東ガス <9531> 、大ガス <9532> などの電気・ガス株が高い。

 個別では、LTS <6560> 、gumi <3903> 、ミガロHD <5535> 、ファインD <3649> 、ビジョン <9416> が下落。半面、PKSHA <3993> 、ライオン <4912> 、GMOインタ <4784> 、TOPPAN <7911> 、菱鉛筆 <7976> などが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=152円台の半ば(13日は154円27-29銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の半ば(同160円83-87銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:2/14(金) 10:12

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