NY為替:米4月PPI上ぶれもFRB議長の発言を受けてドル弱含み

5/15 6:58 配信

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 14日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円74銭まで上昇後、156円23銭まで反落し、156円45銭で引けた。米4月生産者物価指数(PPI)が予想以上の伸びとなったため利下げ観測が一段と後退しドル買いが優勢となった。その後、3月分の下方修正や一部項目が消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を示唆したため長期金利低下に伴いドル売りに転じた。パウエルFRB議長が第1四半期にインフレ改善が見られず当面高金利を維持する必要があるとしたため下げ止まったが、利上げの可能性は少ないとの発言で上値も限定的となった。

ユーロ・ドルは1.0768ドルまで下落後、1.0826ドルまで上昇し1.0819ドルで引けた。ユーロ・円は、168円77銭から169円36銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2521ドルへ下落後、1.2593ドルまで上昇。英中銀のチーフエコノミストのピル氏が夏にかけた利下げを示唆したため上値も抑制された。ドル・スイスは0.9102フランへ上昇後、0.9055フランまで下落した。

《MK》

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最終更新:5/15(水) 8:05

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