前場コメント No.2　信越化、トレファク、コロワイド、リソー教育、飯田ＧＨＤ、ＡＦＣ－ＨＤ

★9:02　 信越化学工業－買い気配　群馬県に半導体素材の新工場　約830億円投資＝日経
　信越化学工業<4063>が買い気配。9日付の日本経済新聞朝刊は、同社が群馬県に半導体素材の新工場をつくることがわかったと報じた。

　記事によれば、国内での製造拠点新設は56年ぶりだという。新工場は2026年に完成し、フォトレジスト（感光材）や原版材料といった半導体ウエハーに回路を描く露光工程で使う材料を生産するようだ。伊勢崎市に約15万平方メートルの事業用地を取得し、約830億円を投じるとしている。

★9:02　 トレファク－続伸　3月度の既存店売上高9％増
　トレジャー・ファクトリー<3093>が続伸。同社は8日、3月度の既存店売上高は前年同月比8.9％増だったと発表した。全店は同20.9％増となった。

　平年より気温が低く推移したものの、春物衣料・高単価衣料が堅調だった。新生活需要を取り込み生活家電の販売が好調だったほか、生活雑貨やホビー用品の販売も好調となった。

★9:03　 コロワイド－5日続伸　「牛角」でUAE進出　周辺国でも計画＝日経
　コロワイド<7616>が5日続伸。9日付の日本経済新聞朝刊は、同社が中東に進出すると報じた。　

　記事によれば、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）で現地の外食企業と組み、同社が過半を出資する合弁会社を設立するという。2024年中に焼肉店の「牛角」1号店をＵＡＥに開くほか、サウジアラビアやカタールなど周辺国にも進出するようだ。30.3期までに新型店を含めて中東で55店舗まで拡大する目標を掲げるとしている。

★9:04　 リソー教育－買い気配　今期営業益3％増見込む　前期は8％増
　リソー教育<4714>が買い気配。同社は8日、25.2期通期の連結営業利益予想を26.7億円（前期比3.2％増）に、年間配当予想を10円（前期は10円）にすると発表した。
　
　既存の各事業部門で従来通りの差別化戦略を実施するとともに、各種事業の収益力強化を図る。また、ヒューリック<3003>との資本業務提携により、これまでの対象年齢軸の拡大を図る「囲い込み戦略」を異業種にまで拡大して展開するとしている。

　24.2期通期の連結営業利益は25.7億円（前年同期比7.7％増）だった。
　
　売上高が学習塾事業、学校内個別指導事業、人格情操合宿教育事業で前期を上回ったこと、加えて経費の効率的使用による費用削減が奏功した。

★9:04　 リソー教育－買い気配　新中計を策定　27.2期のROE14.5％めざす
　リソー教育<4714>が買い気配。同社は8日、25.2期から27.2期までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

　数値目標として、27.2期に営業利益33.6億円（24.2期の実績は25.9億円）、営業利益率8.8％、ROE14.5％をめざす。また、コロナ禍のような非常時に備えるため、一定の自己資本を確保した上で、連結配当性向は50％以上をめどに配当を行うとしている。

★9:04　 飯田ＧＨＤ－続落　前期最終益を下方修正　売上総利益率の低下が響く
　飯田グループホールディングス<3291>が続落。同社は8日、24.3期通期の連結最終利益予想を従来の700億円から310億円（前期比59.0％減）に下方修正すると発表した。
　
　事業環境の変化に備え、適正な在庫保有水準を維持することを優先し、販売価格の調整により完成在庫を中心に早期販売を行ったことで、期初に計画していた売上総利益率を下回ったことが響いた。

★9:05　 ＡＦＣ－ＨＤ－買い気配　上期営業益を上方修正　各種事業が堅調
　ＡＦＣ－ＨＤアムスライフサイエンス<2927>が買い気配。同社は8日、24.8期上期（9-2月）の連結営業利益予想を従来の7.7億円から10.2億円（前期上期比50.9％増）に上方修正すると発表した。
　
　国内のヘルスケア事業および医薬品事業が堅調に推移したことに加え、百貨店事業を担う連結子会社さいか屋が黒字転換し、アフターコロナにより飲食事業が回復基調となった。ほか、ヘルスケア事業の海外部門が当初の計画を上回る見込みとなったことも踏まえた。