日経平均は770円程度安、米株安で売り先行後も軟調推移=11月1日前場
11月1日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比770円程度安い3万8310円前後で推移する。午前9時17分には、同842円58銭安の3万8238円67銭を付けている。現地10月31日の米国株式市場では、NYダウが3日続落し、ナスダック総合指数も続落。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数が4%超の値下がりとなったことや、円高に振れていることも重なり、東京市場でも半導体関連を中心に売りが先行した。その後も弱含みの展開となっている。31日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所清算値比710円安の3万8350円だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇している。古河電工 <5801> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、信越化 <4063> 、日東電 <6988> などの化学株が下落。JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株や、アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> などの電気機器株も安い。アサヒ <2502> 、JT <2914> などの食料品株や、トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株も軟調。第一生命HD <8750> 、東京海上 <8766> などの保険株や、大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株も弱い。一方、三菱UFJ <8306> 、みずほ <8411> などの銀行株や、鉱業株のINPEX <1605> が高い。
個別では、レーザーテク <6920> 、エンプラス <6961> 、ソシオネクス <6526> 、化工機 <6331> 、IMAGIC <6879> が下落。半面、三菱電 <6503> 、FPG <7148> 、M&Aキャピ <6080> 、牧野フ <6135> 、パナソニック <6752> などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=152円前後(10月31日は152円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=165円台の半ば(同165円32-36銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:11/1(金) 10:12